12/1発売の週刊ファミ通で新パック「Rise of Bahamut/バハムート降臨」の情報が公開されました。新カード自体は8種類掲載されていました。これらのカードの中から一部のカードについて考察してみたいと思います。情報を全て載せるわけにはいかないので、カード能力を知っている前提で考察してみたいと思います。
カードイラストや詳細なカード能力を知りたい方は週刊ファミ通を買うなりしていただければと思います。
それでは個人的に気になったカードについてみていきます。
古き森の白狼
エルフのレジェンドフォロワーカードです。一番コストが高いカードをサーチしてきて0コストにするという頭がおかしいカードです。ぱっと思いつくのは、《白銀の矢》をサーチしてきて0コストで高いバーンダメージを与えて、残りのコストでもさらにバーンダメージを出して一気にリーサルに持っていくという形と、《根源の回帰》をサーチしてきて《リノセウス》コンボで大打点を稼ぐという形でしょうか。
あとは、《サタン》をサーチしてきて9ターン目に0コストで《サタン》を出して、《翅の輝き》や《自然の導き》等のドローカードを使ってアポカリプスデッキを掘って強カードを使う、なんてのも面白いかもしれません。
総じてコントロールデッキ寄りのカードになりそうですね。
とはいえ、《古き森の白狼》自体コストが重く、突進付とはいえラストワードでの効果発動、さらにスタッツは並程度と考えると割とロマンカードの位置づけになりそうな気がしています。
《次元の超越》があるせいで8ターン以降しか使えないカードはやや採用しにくいです。カードを出さず、手札に溜めるプレイで超越デッキ相手にスペルを使わせない、というプレイングを行うにしても、そういうことが流行れば超越側も《光の道筋》等の空打ちでスペルブーストできるカードの採用が増えて、やっぱり8ターンくらいには《次元の超越》が決まる、というビジョンが思い浮かんできます。
このあたりはデッキの流行環境による気はするので、環境次第では入ってくるかも、という感じでしょうか。現環境でもセラフ・ラピスが通用し得るということを思えば案外普通に使えるかもしれませんね。
環境次第とスタッツがやや微妙なので実際に使ってみないとわからない感じのカードです。書いてあることは面白いので是非使ってみたいなと思います。
マナリアウィザード・クレイグ
ウィッチのブロンズフォロワー。2コスト2/2で素直に強いのに、ファンファーレでスペルブースト2できるの強くないか?と思いましたが、よくよく見ればスペルブースト対象はフォロワーに限定されていました。
このカードの登場で、ウィッチもフォロワー重視のデッキができるかもしれません。
スペルブーストできる現在のフォロワーを挙げてみると、《ベビーウィッチ・エミル》《ルーンブレードサモナー》《ライトニングシューター》《ミスリルゴーレム》《フレイムデストロイヤー》とこの5種だけみたいです。
……なんか思ったより微妙かもしれませんね。
例えば、《マナリアウィザード・クレイグ》→《ベビーウィッチ・エミル》という流れだと3コストで2/2フォロワーが2枚並んだりするのは強いですが、手札が減るのがウィッチ的にどうなのかな、という印象と、《ルーンブレードサモナー》や《ライトニングシューター》、《ミスリルゴーレム》はコストが重い……
ここでやはり期待されるのは、スペルブースト効果を持つフォロワーの新弾での追加ですね!このカードはウィッチのフォロワー重視のミッドレンジウィッチ的なタイプのデッキができるのを想像されられる良いスタートの1枚だと思います。
サラマンダーブレス
ドラゴンのゴールドスペル。今弾から追加されるエンハンス効果を持ったスペルです。エンハンスについては前回記事にしています。
さて、この《サラマンダーブレス》はエンハンスしないと単体除去スペル、エンハンスすると全体除去スペルに化ける使い勝手が良さそうなカードです。
エンハンスコストが6ということもあって、《海底都市王・乙姫》を綺麗に返せます。ということは大体のアグロ相手への除去もこれで間に合います。なにより、ドラゴンはPPを増やせるので、6ターンよりも前にこの《サラマンダーブレス》のエンハンス効果を発動させることが可能ですので、ランプドラゴンが苦手な相手だったアグロ系のデッキに対しても耐性ができ、かつ、ランプドラゴンでありがちな高コストカードばかり手札に来て序盤何もできない……という状況もやや緩和されそうです。
今回のテーマが「バハムート降臨」ということで、ドラゴンがだいぶ強化されるのではないかと個人的に妄想しています。
マステマ
ヴァンパイアのゴールドフォロワー。とにかくイラストが可愛いです。なんとなく《ムーンアルミラージ》に似ている気がします。
さて、能力ですが、デメリット効果が違う《ビーストドミネーター》ですね。守護持ち以外のフォロワーに攻撃できないとはいえ、5コストでこのスタッツは脅威です。相手リーダーに攻撃はできるので、放って置くわけにもいかないので案外雑に置くだけでも仕事をしそうです。そういう意味では《ブラッディ・メアリー》に近しいものがあるかもしれません。
コントロールデッキだと《エリュニス》がいるので、どちらかというとミッドレンジ以下になるのかなと思います。アグロデッキであっても、この《マステマ》を出すだけ出して、盤面にいるフォロワー進化で相手のリーダーを攻撃して、処理を相手に押し付ける、という扱いでも強そうです。
あとは、アグロストッパーである5ターン目に出てくる巨大な選択できない《ロイヤルセーバー・オーレリア》をなんとかできてしまいます。このあたりは《死の舞踏》よりは優れているシチュエーションだと思います。
それ以外だと、《デモンコマンダー・ラウラ》と合わせて疾走を持たせて6点打点にできる、というのもありますが、これは素直に《ソウルディーラー》の方がいいかもしれませんね。
さいごに
このバハムート降臨は「12月下旬に登場」と明記されています。今月末なので結構近いです。残り3週間程度ですので、また100種類くらいのカードが追加されるとすれば、これからすごい勢いでいろんな追加情報が出るのではないかと思っています。
新カードとても楽しみです。
個人的には、ドラゴン、ヴァンパイアに期待しています。