※httpss://shadowverse-portal.com/card/101011040
スタンダード環境のときからいる《ヒーリングエンジェル》について、今回みていきたいと思います。なぜ今更このカードを取り上げたかというと、最近地味に良く見るようになったな、と思いつつも自分でも採用を検討するほどになってきたからです。
ところで、《ヒーリングエンジェル》という名に相応しい癒されるイラストがいいですよね。私がシャドウバースを始めた当初(スタンダード時代)は正直空気カードだと思っていたので、あまりイラストをよく見ていなかったですが、結構いいです。進化前の青いマントがポイントじゃないかと個人的に思っています。進化すると若干胸元がセクシーになります。どうでもいいですね。
目次
ステータス
3コストフォロワー 進化前2/3 進化後4/5 ニュートラル ブロンズレア
ファンファーレ 自分のリーダーを2回復
The 普通 of 普通
3コストフォロワーで2/3は標準的なスタッツです。リーダーを2回復できる能力も、まあ、いってみれば普通です。見れば見るほど、いかにもニュートラルのカードだな、という感じがします。
地味に進化後4/5は強くて、並み居る進化効果持ち4コストフォロワーと同等のスタッツとなるので、申し分ない能力になります。
3コストで2回復の強さ
このカードを使う上では、2回復するという点をどのように見るかが重要な点になりそうです。
どうやって考えるか難しいですが、こういう場合は他のカードを見ながら考えます。
そこで考える対象として挙げられるのが、《デモンストライク》ではないか、と思います。これは4コストで3点のバーストダメージを与えるスペルです。2点バーストなら何コストくらいか?ですが、単純に4×2/3=2.66…となります。
これを見ると、3コストで2回復しつつ2/3フォロワーが出てくるのはかなりお得感がある気がしてきます。
そして、3コストということで使えるタイミングが3ターン目以降、というのも地味なポイントになりそうです。アグロデッキを相手にしていると、3ターン目までに2ダメージ以上受けていることは珍しくないです。
具体例を挙げるならば、1ターン目《蠢く死霊》召喚で1ダメージ、2ターン目《蠢く死霊》攻撃で1ダメージ、《ブラッドウルフ》で2ダメージ。この時点で4点受けています。これに対して2点回復できるのは大きいように見えます。
2/3フォロワーという点でも、相手の2コストフォロワーに対して一方をとれるので、盤面をとる上でも一役を買えます。
ファンファーレという点での即効姓
《ユニコーンの踊り手・ユニコ》に対してはファンファーレという即効姓で勝ります。また、状況は限られますが、エルフのバウンスで手札に戻ればもう一度使うことができます。
エルフだと《フェアリービースト》の存在が大きいですが、見る対象によっては、6ターン目まで待てない場面も少なくありません。うまいこと除去カードや《エンシェントエルフ》のような守護が手札に揃えられれば問題ないですが、よりアグロメタに安定感を持たせたい場合には選択肢に入れてもいいように思えます。
3ターン目《ヒーリングエンジェル》、4ターン目相手のフォロワーに一方とって《自然の導き》でバウンス後再度《ヒーリングエンジェル》召喚&進化、という動きができるのは悪くないように思えます。……ちょっと理想論過ぎますかね。
使われ暦を見てみる
おまけ的な感じで、これまでの《ヒーリングエンジェル》の使われ方を見てみたいと思います。やや個人的な感覚によるものが多いです。
スタンダード環境
ほぼ使われるのを見たことないレベル。冥府エルフ大流行によってコントロール環境が死滅していたのが原因のように感じます。
ダークネスエボルヴ環境
みんな大好き()《エイラの祈祷》の登場により、ビショップで使われることが増えていきました。ここで実際に《ヒーリングエンジェル》を使ってみると、その使い勝手の良さ、というか安定感のよさに驚かされました。
あと、数は少ないですがコントロールロイヤルで見かけるかも、くらいでした。
バハムート降臨環境
アグロヴァンパイアの強化、《次元の魔女・ドロシー》他の登場によるテンポウィッチ、アグロウィッチの台頭により、アグロ対策を意識せざるを得ない状況となりました。これに伴い、冥府エルフや超越ウィッチの数は減り(一定数いますが)、コントロールデッキがそれなり動けるようになりました。
このため、様々なデッキで見かけるようになった気がします。ランプドラゴン、コントロールロイヤル、コントロールヴァンパイあたりでは採用率は高いように思えます。
……とはいえ、バハムート降臨環境はあと2ヶ月続くので、そこでどれだけ変化するか楽しみですね。
さいごに
クラスによっては、回復手段が限られていたりするので、これからもお世話になることが多そうな気がします。
私もまさかこのカードをここまで採用を考えるようになるとは、スタンダード環境の頃から考えると想像もつかなかったと思います。カードゲームは新弾追加で過去のなんてことないと思われていたカードの評価がコロっと変わったりするのが楽しいですよね。