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かわいいだけじゃない!なぜサハクィエルなのか?7コストの強み

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※httpss://shadowverse-portal.com/card/103041020

バハムート降臨で私が一番推しているレジェンドは《サハクィエル》です。

バハムート降臨カードが発表された当初では、「かわいいけど、なんだか使いにくそうなカードだな……」と思ったのが正直な感想です。しかし今では、おそらく《サハクィエル》を使っている方で使いにくいカードだな、と思う方はいないと思います。

今回は《サハクィエル》について紐解いてみたいと思います。

さて、「サハクィエル」というのは、旧約聖書に書かれた7大天使の一人で空の天使のようです。そのため、イラストからもわかりますが、空を飛んでいます。そして召喚時の演出として、なんらかの未来的な物体が飛行し、そこから召喚されます。このシャドウバースでも空の天使としての特性を継承している感じです。

シャドウバースは綺麗なイラストとかっこよかったり、かわいい魅力的なキャラが特徴的ですが、個人的にこの《サハクィエル》は一線を画しているように思えます。カードを使う上で見た目の好みって重要だと思います。愛のあるカードはやっぱり使いこなしたいと思うものです。

ステータス

7コスト 進化前4/4 進化後6/6 フォロワー ニュートラル レジェンドレア

ファンファーレ 手札のニュートラル・フォロワーを1枚を場に出す。それは突進と「自分のターン終了時、手札に戻る」を持つ。

条件はあるが、やってることは相手1体除去&4/4召喚

手札にニュートラルフォロワーがいないと使えないですが、条件が揃えば多くの場合で、相手のフォロワーを除去しながら4/4フォロワー(《サハクィエル》本体)を場に残すような動きになります。

毛色が違いますが、同じニュートラルの《オーディン》が1枚消滅させながら4/3フォロワーを残すので、「消滅」という特徴を除けば多くの場合でやっていることは近いです。

それが1コスト少なくて済むのでそれだけで価値が高いと言えます。

条件には注意が必要!召喚する相方に求められる要件は?

《オーディン》は問答無用で相手のフォロワー(やアミュレット)を除去できるのに対して《サハクィエル》は手札の状況と相談しなければなりません。

そこで、手札から出す相方について考えたいと思います。

相方に求められる用件は、

  1. 多くのフォロワーを一方的に打ち勝てるスタッツ
  2. +αの効果を持っている

となります。

1つ目は、一方的に打ち勝てれば手札を消費させずに済むので、スタッツが高ければ高いほどいいです。

2つ目は、ターン終了時に手札に戻ってしまうとはいえ、場に出ることには変わりないので、場に出て影響を与える能力を持っているなら、その能力は働きます。このため、この場面で有効活用できるカードは相方として最適と言えます。ちなみに、ファンファーレ能力は、コストを支払って場に出たときに働く能力なので、《サハクィエル》で場に出たときは働きません。

相方候補

それでは具体的に挙げて見たいと思います。

《ルシフェル》

現カードプールで最大にして最高の相方です。6/7という十分なスタッツにより、多くのフォロワーを一方的に討ち取り、ターン終了時に4回復するという異常効果を発生させます。

本来、8コストでルシフェルを出すときには、進化してしまうとターン終了時効果が「自分のリーダを4回復」から「相手のリーダーに4ダメージ」と変化してしまうことから、「相手のフォロワーを除去しながら回復したいぜ!」というときに使いづらいカードでした。

しかしながら、これを7コスト時点で両立させてしまうのが《サハクィエル》になります。コストを踏み倒しながら、《ルシフェル》で最もやりたかったムーブを可能にさせてしまったのです。

《バハムート》

ファンファーレ能力は発動しませんが、13/13というスタッツはほぼ全部のカードに対して一方的に打ち勝てます。その安心感から相方として優秀です。最悪めちゃくちゃ早いタイミングで出てきた相手の《バハムート》の処理にも使えます。

普通に色んなデッキに組み込みやすいのもいいですね。

ただ、《サハクィエル》で《バハムート》を出すと、相手に「バハムートはいってるのか(握っているのか)……」とバレルので、ばれると困る場合はあえて別のカードを出すようなプレイングは必要になります。

《サタン》

《バハムート》の次善策といった位置付けでしょうか。他になければ、くらいな感じです。

《ギルガメッシュ》

疾走を持っているという、ニュートラルフォロワーで唯一無二の特徴を持っています。7PPで《サハクィエル》からの召喚で5点疾走→次の8PPで《ギルガメッシュ》プレイでさらに5点疾走と動けます。

こう書くと強そうな感じはしますが、思ったほど決まりません。疾走として使う以外は、スタッツが5/4とやや他と比べると貧弱なので、盤面処理に使いにくいです。そういう点を踏まえると、疾走中心でデッキを組んだとしても、あえて《サハクィエル》を挟んで《ギルガメッシュ》を走らせる理由がない気がします。素直に《サハクィエル》の枠に別の疾走やバーンカード入れたほうが使いやすく感じます。

《ゴブリンマウントデーモン》

OTKエルフの台頭により守護の需要は高まっています。そんな背景の中、無理なくデッキに入れることができます。攻撃力がやや低いですが、3/7という数値は討ち取られにくいので、微妙に体力が残っているフォロワー等の除去に使えます。

《サハクィエル》を使うなら、効果が活用できないよ!という状況を避けるためにある程度のニュートラルフォロワーはデッキに組み込みたいので、《ゴブリンマウントデーモン》は無理なく組み込めるのは良いです。

《アークエンジェル・レイナ》

進化時に場のフォロワー全てを進化させます。《サハクィエル》も進化できるので盤面次第では一気に盤面強化できます。進化しても5/5なのがやや辛いですが、横に並べられるデッキであれば面白い動きができます。

8ターン目まで進化権が残っているというのはなかなか難しかったりするので、こういう形で早めに場に出して効果発動させるというのは《サハクィエル》ならではになります。

7コストという意味

《サハクィエル》の微妙な味付けになっているのがこの7コストという点です。

上記で相方候補として挙げたカードのほとんどは8コスト以上になります。特に《ルシフェル》を出す動きは強く、明らかにコストを踏み倒した動きになっています。

また、7PPという数字は、ドラゴンにおける5PP時の《竜の闘気》の次のターンに繋がる数字となり、その点でも使いやすい数字なっています。

順当にいって7ターン目に《サハクィエル》→《ルシフェル》の動きができるタイミングは、アグロデッキの攻勢が止む頃になります。アグロデッキは早くて5,6ターン目に勝負を決めることが多く、決めれなくても豊富なバーンダメージトップドローからのフィニッシュというのもあり得ます。そういうケースにしっかり7ターン目に対応できるのがこの《サハクィエル》→《ルシフェル》になり、タイミングとしてはぎりぎりのターンとなります。そういう意味でも7コストは絶妙と言えるでしょう。

参考動画

ドラゴンのPPブーストを活かした《サハクィエル》デッキを使った動画を撮りましたのでもしよければご視聴お願いします。

※字幕解説付き(声なし)

さいごに

毎弾ごとに、ニュートラルカードはレジェンドが2枚追加されています。今後もそのような形になると考えられます。

こういう《サハクィエル》のようなカードは新カード追加でさらに強化しうるカードなので、今後の展開も目がはなせないカードになりそうです。

しかし、ニュートラルは本当に高コスト帯が強力ですよね。

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