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ユニコによりその存在価値を奪われた悲しみの戦士ファイター。
そんな彼について考察したい!と思いましたが、要は2コスト2/2のバニラなので、2コスト2/2について考察することになります。
よく、2コスト2/2はそのスタッツを持つだけで強いと言われますが、その強さの理由をこの記事で考えてみたいと思います。
一応補足しておくと、バニラとは何の特殊な能力を持たないカードのことです。
わりとカードゲームでは一般的に使われる用語かと思います。バニラが活躍するカードゲームは素晴らしい、とも聞いたことがあります。
ロイヤルにおける《ヴァンガード》、ウィッチにおける《ゴーレムの練成》、エルフにおける《フェアリー》、ヴァンパイアにおける《フォレストバット》などなど、バニラは活躍していますね!
……あ、《ヴァンガード》以外トークンでしたねorz
何をもってバニラとするか微妙なところですね。
さて、話がそれましたが、2コスト2/2についてみていきたいと思います。
1コストフォロワーに一方的に打ち勝てる
2コスト2/2がなぜ強いか?という議題になると理由として必ず挙がるのがこれです。
1コストフォロワーは基本的にスタッツは1/1か1/2か0/2です。
1/1は《フェアリー》や《フォレストバット》など、1/2は《ゴブリン》や《ヴァンガード》など、0/2は《ジャンクゴーレム》がそれに当たります。
2という攻撃力と2という体力で相手を一方的に除去しながら自分は生き残ります。
仮に2コスト2/1フォロワー(例えば《ブラッドウルフ》など)であった場合、攻撃力1のフォロワーに討ち取られますので、1コストフォロワーであっけなく除去されます。
2コスト1/2フォロワー(例えば《スカルウィドウ》など)であった場合、1/2や0/2といった体力2以上のフォロワーを討ち取れません。
討ち取れないということは、場にフォロワーが残りますので、相手ターンに自分のリーダーの体力を削れる可能性がある、ということになります。
1コストフォロワーを一方的に討ち取れるとどうしていいのか?
それは、1枚で複数枚除去できる、という点にあります。
シャドウバースは色んなアドの取り合いになります。
その中で、1枚で相手のカードを複数枚消費させることができるのは、基本的にアドバンテージとなります。
2/2フォロワーで、相手の1コストフォロワーを除去して生き残り、次のターン2コストフォロワーまで討ち取ることができれば、1枚で相手のカード2枚を消費させたことになるので、アドバンテージを得たことになります。いわゆる有利トレードですね。
厳密には、この間リーダーにダメージを受けているはずなので、ライフアドを取られることになりますが……
2コストフォロワーに対して少なくとも相打ち、
3コストフォロワーに相打ち取りうる
2コストフォロワーのスタッツは基本的に、1/1、1/2、2/2、3/1、1/3となります。
このうち、1/1、1/2に対しては一方的にうち取れます。
2/2、3/1には相打ち、1/3にはお互い残る、という形になり、最悪一方的に討ち取られる、という状況を回避できます。
3コストフォロワーは、3/2以下であれば相打ちをとることができます。
2コストで3コストフォロワーを相打ちできるので、良いトレードだと考えられます。
厳密には3コストフォロワーを相打ちできるのが有利というより、3点攻撃力を持ったフォロワーを倒せる、という点で有利トレードになるかと思います。
つまり1~3コスト帯では安定感抜群!
以上のように、1~3コスト帯での勝負において不利を取られにくい、ということになります。つまり、2コスト2/2が強いというのではなく、2ターン目に出す2/2を出すことが強い、ということに繋がると思います。
序盤の戦いを安定させるのに大きな役割を担えることになるわけですね。
では、後半どうかを考えてみます。
4,5ターン目以降になると進化権も開放され、パワーの押し付け合いになりがちです。
そういう場合に2/2フォロワーはパワー不足といわざるを得ません。
しかし、数の暴力という言葉があります。その点どうでしょうか。
2/2フォロワーを横に並べることができれば、その状態はかなり強いといえます。
特に、3体以上で相手のフォロワーより多く展開できた場合がそれに相当しそうです。
このゲームの仕様上、基本的にフォロワーは1ターンに1回しか攻撃できません。
相手フォロワーよりも数が多ければ、単純な殴り合いで全部除去されることはありません。
体力2ということも相まって、《エンジェルバレッジ》のようなAOEでも生き残ります。
生き残りさえすれば、2点ダメージ×フォロワー数を相手リーダーに与えられるのでごりごりライフを奪えます。
《死の祝福》や乙姫(これは1/2が並びますが)が強い所以ですね。
……こう書くと強そうですが、デメリットもあります。
まず、単純にそれだけフォロワーを並べるということはそれだけ手札を消費していることになります。延々と出す続けることができればいいのですが、そのような勢いで出していてはすぐに手札が尽き、息切れして負けることになります。
また、高コスト帯のフォロワーには一方的に討ち取られやすいです。
さらに、それだけ並べたところで、全体除去カード(《テミスの審判》、《黙示録》、《破砕の禁呪》、《森の意志》、《ファイアチェイン》など)1枚で一掃され、1対複数枚交換される可能性が大いにあります。
補足しますと、《死の祝福》や乙姫は1枚のカードで場に並べられるので、全体除去されてもそれは1:1交換となるのでさほど不利交換でなくなります。
つまり、後半はやはりコスト相応のカードを使ったほうがよさそうな気がします。
まとめ
2コスト2/2は序盤の戦いを安定させやすいため強いと考えられます。
最後に《ファイター》について見てみると、こいつの最大の特徴はニュートラルでどのデッキにでも入るという点でした。
……ユニコが追加されるまでは;;
ユニコ追加前は、アグロネクロなんかで普通に入っているのよく見かけました。
ネクロの場合、ネクロマンスが勝手に発動されるので、それを嫌ってネクロマンスを消費しなくて済むという特徴を持つファイターが採用されていました。
そういう理由であっても今はユニコにその座を奪われてしまいましたね。。
ファイターさんのご尊顔は2Pickで拝みましょう。
もちろん、カードが揃ってないうちは、普通に使えるカードだと思います。