新カードパック「時空転生」のカードが続々発表されてきましたね!
そして、今回から「ネメシス」という新しいクラスが登場したり、ローテーションモード(スタン落ちのようなもの)が追加されるのでこれからのシャドウバースが楽しみで仕方ないです。
ということで、今回も新カードについて考察していきたいと思いますが、この記事では一番気になる新クラス「ネメシス」カードについて見てみたいと思います。
目次
- 1 ネメシスの特徴「共鳴」について
- 2 ネメシスの追加カード
- 2.1 標準カード
- 2.1.1 デウスエクスマキナ
- 2.1.2 マインドルーラー・モートン
- 2.1.3 黒鉄の兵士
- 2.1.4 マキナサーヴァント
- 2.1.5 魔鉄の獅子
- 2.1.6 アナライズアーティファクト
- 2.1.7 マグナレガシー(2017/12/15追加)
- 2.1.8 天威の剣士(2017/12/15追加)
- 2.1.9 ハクラビ(2017/12/15追加)
- 2.1.10 生命の量産(2017/12/15追加)
- 2.1.11 イカロス(2017/12/15追加)
- 2.1.12 魔銃の傭兵(2017/12/15追加)
- 2.1.13 重力戦士(2017/12/15追加)
- 2.1.14 カースドストーン(2017/12/15追加)
- 2.1.15 機構翼の剣士(2017/12/15追加)
- 2.1.16 レディアントアーティファクト(2017/12/15追加)
- 2.1.17 ミスティックアーティファクト(2017/12/15追加)
- 2.1.18 エンシェントアーティファクト(2017/12/15追加)
- 2.2 《操り人形》シナジーカード
- 2.1 標準カード
- 3 さいごに
ネメシスの特徴「共鳴」について
カードの考察の前に、ネメシスが新クラスということで、一旦ネメシスの特徴をおさらいしたいとおもいます。
ネメシスは「共鳴」状態というものがあります。ドラゴンだと「覚醒」、ヴァンパイアなら「復習」みたいなものですね。
この「共鳴」状態の発動条件ですが、「デッキ」の残り枚数が偶数であることが条件となります。
ですので、試合中特に何もしてなくても1ターンごとに「共鳴」状態になったりならなかったりしますし、カードの効果でドローしたりデッキにカードを加えたりすると「共鳴」状態をコントロールできます。
ちなみに、デッキ枚数操作がなされないことを前提とするならば、初期手札3枚、1ターン目のドローが先攻1枚、後攻2枚であることから、
- 先攻→奇数ターンが「共鳴」
- 後攻→偶数ターンが「共鳴」
となります。
それでは、このあたりを意識しながら新カードの効果を見ていきましょう!
ネメシスの追加カード
ざっくり追加されるカードを見ると、大きく《操り人形》軸がありそうでしたので、《操り人形》関連のカードとそうでないカード(標準カード)に分けてみていきたいと思います。
※画像は(httpss://shadowverse.jp/cardpack/chronogenesis/)より引用
標準カード
デウスエクスマキナ
単純に考えて2ターンに1回手札が7枚(6枚ドロー+ターン開始時ドロー)になるのは強力です。
何より、ドローしてきたときに弱そうなアーティファクト・カードがちゃんと活きる形になっています。
アーティファクト・カードが今のところ後述する《アナライズアーティファクト》しかないのですが、このカードは1コストのカードです。
普通に考えると1コストのカードを中盤以降にドローしてくるのはとても弱いです。しかし、この《デウスエクスマキナ》の効果があれば、PP回復するので実質0コストで場に出せるし、低コストカード消費に伴う手札枯渇も6枚ドローでカバーできる。
今後のネメシスの中核になるカードなのは間違いなさそうです。
マインドルーラー・モートン
かなり面白い効果を持っています。進化してもスタッツが変わらないのがつらいですが……
2コストの標準スタッツが2/2であるとするならば、進化時の+2/+2と同じようなものです。
ただし、相手のデッキタイプや、展開次第では相手の場に2コスト以下のフォロワーがいないこともあるので不発することも多いように思えます。
仮に自分の場に出してうれしい展開を考えた場合、欲しいカードはラストワード持ちかターン終了時効果持ちになります。ですので、《アンドレアルフス》、《ベレヌス》、《星読みの魔女・ステラ》、《スノーホワイトプリンセス》……いまのところそんなに嬉しいことはないですね。
地味に消滅させてこれらのラストワードを発動させないというのは、それはそれで有用かもしれません。
とはいえ、やっぱり相手依存、展開依存ということもあって使いにくいのではないでしょうか。
黒鉄の兵士
おそらく構築戦だと採用されないんじゃないだろうか、という類のカードです。
ネメシスのカードプールがそこまで多くないのでしょうがなく、という感じで入るかもしれませんが……
デッキに加えた邪魔なアーティファクト・カードをサーチできるのはいいですね。
一応デッキ枚数操作になるので、「共鳴」状態のコントロールができるのですが、6コストという重さもあってこのカードで「共鳴」状態をコントロールする意義はないと感じます。
やっぱり使いどころなさそうです。
マキナサーヴァント
2コスト2/2は付加効果を持っているだけで強いです。
少し上のところでも書きましたが、後攻なら(ドロー等無ければ)2ターン目は「共鳴」状態です。ですので、後攻時に2コスト2/2突進と見ると、それだけでその強さは光ります。
相手の2コストフォロワーと相打ちできたり、1コスト1/2を上から取れたり。普通に強そうです。
しばらくはカードプールが少なく選択肢もほとんどないので、ネメシスデッキではほぼ採用される2コスト枠のカードになると思います。
魔鉄の獅子
2コスト2/2は付加効果を持っているだ(ry
うーん、さきほどの《マキナサーヴァント》ほど魅力を感じません。
デッキに2枚カードを加えるわけですが、偶数枚デッキに加えても「共鳴」状態をコントロールできるわけではないです。ですので、このカードとは別にアーティファクト・カードをドローするカードとセットでようやく「共鳴」コントロールができます。
まあ、2コストの選択肢はほとんどないですし、採用されるとは思いますが、今後アーティファクト・カードシナジーを持ったカードの追加で化ける可能性は秘めています。
アナライズアーティファクト
単純にこのカード単体で見れば化け物クラスです。1コスト2/1でラストワードで1ドローって……
ですが、トークンカードということでこのカードを1ターン目に出せることはないですし(今のところ)、何かしらの前準備が必要です。そういう意味では他の1コストで破格の性能の《紅蓮の魔術》に近しいかもしれません。
先ほどの《デウスエクスマキナ》の項でもかきましたが、《デウスエクスマキナ》の効果発動中はとても強力カードになるのは間違いないです。
気になるのは、このカード以外のアーティファクト・カードが追加されるかどうかですね……
はてさてどうなることやら楽しみですね。
マグナレガシー(2017/12/15追加)
初めて見たとき、「《ミスリルゴーレム》じゃん、じゃあ大したこと無いな」と正直思っていました。
しかし、よくよく考えれば終盤トップから引いてきたときも腐りにくく、使えるタイミングはとてもあると思います。
仮にアーティファクト・カードを5,6枚使っていれば、ほぼほぼ相手の場を一掃できますし、場には6/6を残せます。強い。
さて、問題はコストが8である点。果たして環境がそれを許してくれるのかが一番の肝ですね。
ローテーション環境になればある程度遅めになると考えられているので、そういう意味ではかなり強力なカードになり得ます。非常にポテンシャルはあります。
天威の剣士(2017/12/15追加)
同じ8コストですが、こちらは最期のダメ押しを与える系です。
この手のカードは、ネクロマンサーの《カースドソルジャー》が少し近い感じがします。そう考えると、7コストの《カースドソルジャー》がほとんど見かけないことから考えるにこの《天威の剣士》は微妙感があるかもしれません。
一応、ファンファーレではなく自分のターン終了時なので相手からすると除去りたいカードではあります。しかし、この《天威の剣士》をプレイしただけでは、盤面に干渉できるわけでないので、プレイできる環境を整える必要があります。
この手のカードって結局使いにくくてデッキから消えていくものです。
ぶっちゃけ《ギルガメッシュ》の方が打点高い……
ハクラビ(2017/12/15追加)
プレイすれば共鳴状態になります。ただ、共鳴状態を作るためのカードとしては5コストは重いです。このカード+共鳴シナジーカードをプレイ、というのはなかなか難しいかもしれません。
とはいえ、十分なスタッツを持っていますし、ドロソとして見るなら十分な強さです。
ただし、ドロソとして見る場合、デッキにアーティファクト・カードを仕込めている前提なのでそういうものに依存するという意味ではトントンかなという印象。
追加カードを見ていると、割と2コスト帯にアーティファクト・カードをデッキに仕込むカード多いのでドローできない事故は少ないかもしれません。
生命の量産(2017/12/15追加)
ついに出た0コストカードです。
このカード1枚で共鳴状態をコントロールできて、手札のアーティファクト・カードのコストも下げれます。
正直半端なく強カードだと思っています。
とはいえ、手札にアーティファクト・カードがないといけないので、2コストフォロワーでデッキにアーティファクト・カードを仕込んだあとにトップで引いてくるか、後述する《イカロス》なんかで後攻4ターン目に進化時効果で手札に持ってくるかなので、使えるのは早くても3ターン目、おおよそ4,5ターン目以降になりそうです。
そう考えると、低コストカードでありながら序盤持ってても困るカードでもあります。
それなりにいいデザインのカードなのかもしれませんね。面白いです。
イカロス(2017/12/15追加)
《エンシェントアーティファクト》は1コスト3/1突進です。
まあ、2コスト2/2にプラスの付加効果ついてればそれだけで仕事するので、普通に使われるんじゃないんでしょうか。
結構アーティファクト・カードとのシナジーあるカードも発表されてきているので、この手のカードは積極的に入れて良さそうですね。
さて、この《イカロス》は進化時にアーティファクト・カードをサーチできるので、進化権込みで共鳴状態をコントロールできるカードです。ファンファーレで自動的に《エンシェントアーティファクト》をデッキに加えるので、他にアーティファクト・カードをデッキに加えていなければ《エンシェントアーティファクト》確定サーチ状態にもできます。
このカード自体2コスト、サーチしてくる《エンシェントアーティファクト》が3/1突進というところを見ると、少し違いますが《ドラゴンウォーリア》的な動きできそうです。
こう考えるとすんなりデッキに入りそうですね。
魔銃の傭兵(2017/12/15追加)
2Pick用かな、というカードです。
近いカードとして《角冠の王》や《ヴラド・ドラキュラ》なんかがありますが、これらが使われていないということは……
はい。
重力戦士(2017/12/15追加)
《イカロス》に近い効果を持っていますね。
後攻4ターン目に進化権を使うと、手札に加えたアーティファクト・カードが使えるわけでもないですし、確定サーチ的な使い方もできないので、そういう点で《イカロス》よりも劣るのかなと思います。
ただ、先攻4ターン目に《ゴリアテ》としてぽん置きするのはありかもしれません。現状先攻4ターン目の強い動きないですしね……
とはいえ、カードパワー自体は普通なので、どうしてもデッキにアーティファクト・カードを加えるカードが足りないかな、と感じたときに選択肢にあがるかもしれない程度だと思います。
カースドストーン(2017/12/15追加)
3コスト3/3は強いです。
守護がついているので攻撃できなくても最低限の仕事はしそうです。進化するとおまけ程度に攻撃できるようになりますが、守護が消えそうです。
進化時効果が「共鳴状態なら」と、やや限定的ですが、基本的に後攻なら偶数ターン、先攻なら奇数ターンが共鳴状態と考えると、後攻4ターン目と先攻5ターン目の進化とぴったり合います。
《プリズンドラゴン》のことを考えると、まあそんなもんか、くらいで終わりそうなカードです。
機構翼の剣士(2017/12/15追加)
想像以上に2コスト2/2が豊富でびっくりしています。
アーティファクト・カードはそれなりに有用そうなので他に特別に採用したいカードがないなら普通に使われそうです。
《イカロス》ほどじゃないけど《重力戦士》よりはいいかな、くらい。
レディアントアーティファクト(2017/12/15追加)
アーティファクト・カードってこんな高コストでだすんですね、と思ったカードです。
5コストで攻撃力4で疾走持ちはとてもとても強いです。同コスト帯だと《レヴィオンセイバー・アルベール》以上の攻撃力ですよ。強くないわけがないです。1コスト上げた代わりに使い勝手が良くなった《ダークジェネラル》という見方の方がわかりやすいかも。
ついでにラストワードで手札も補充できます。
普通に有用なので積極的にデッキに加えたいカードですね。ただし、今のところ確定でデッキに加えられるカードがないので、使えるかどうかは運頼み。
ミスティックアーティファクト(2017/12/15追加)
基本的にアーティファクト・カードはコスパが異常ですね。
3コスト2/3守護でファンファーレでカードを1枚引くなんて、ねえ……。
ちなみに1ドローが付いていますので、共鳴状態コントロールカードです。コストもぎりぎり他のカードと一緒に使えそうな3コストなので、いろいろ使えそうです。
エンシェントアーティファクト(2017/12/15追加)
普通に使い勝手いいですよね。としかコメントのしようがないくらいシンプルで強いです。
少し使い勝手が下がった《紅蓮の魔術》みたいな感じですかね。選択不可も攻撃できる点のみ優位点です。
《操り人形》シナジーカード
次に《操り人形》シナジーをもったカードについてみていきます。
操り人形
シナジーのもとになっているカードです。アーティファクト・カードかなと思ったらそうでないんですね。びっくりです。
0コスト1/1突進持ちと見ればだいぶ強いですが、相手のターン終了時に自動的に破壊されます。
そう思うと無難なコスト設定かなと思いますが、大量の《操り人形》でちくちくフォロワーを除去するような動きはやっかいかもしれません。
そういう意味でもどれだけ《操り人形》を供給できる手段があるのか、が着眼するポイントになりそうです。
……かと思いきや、以下のカードたちをみると、いかに《操り人形》に追加効果を付与するかということになっています。なるほど。
復習の人形遣い・ノア
《操り人形》軸のフィニッシャーになりそうなカードです。
この《復習の人形遣い・ノア》自身も疾走を持っておりながら、手札の《操り人形》にも疾走を付与し、さらには+1/+0まで付与します。《妖精の使役者》みたいな効果ですね。
仮に手札に4枚の《操り人形》がいれば、《復習の人形遣い・ノア》自身の3点+《操り人形》の2点×4の合計11点ダメージを相手のリーダーへ飛ばせます。
一応《操り人形》を一枚も持っていなくても1枚は勝手に補充されます。
ロイヤルの《レヴィオンセイバー・アルベール》がエンハンス効果で進化込みで9コストで10点と見れば、まあまあ似たようなもんか、とう印象です。残念ながらこのカードは5コストでは使えない、という欠点はありますが……
ドラゴン以外のデッキで考えると、やっぱり9コストは重いです。そのあたりのコスト感覚が使ってみないとわかりませんが、案外《デウスエクスマキナ》のドローとかあればなんとかなるんでしょうか?……いえ、《操り人形》を手札に溜めなければならない戦術上、どうしてもやりにくそうです。
ここまで考えると《操り人形》軸破綻の未来がうかがえてしまいます。
《デウスエクスマキナ》じゃない方のレジェンドカードなんかが《操り人形》シナジーを助けるものならワンチャンあるかもしれません。
オートマタソルジャー
《操り人形》に守護を持たせられますが、《操り人形》の「相手ターン終了時破壊される」という仕様上微妙感が否めません。
一応この《オートマタソルジャー》の4/3フォロワーを守れると見ると……?
うーん……5ターン目でやりたい動きかといわれると微妙。
無難に手札に《操り人形》を補充しつつ、要所で使える0コスト守護を手札に抱えておくという戦術になりそうです。
人形遣いの糸
同じコストということもあって、どうしても《夜の群れ》と比較したくなりますが、とても使いにくそうです。
《操り人形》を手札に加えるカードとしてみるにしても、1コストの《フェアリーサークル》と比較されざるを得ません。
一応《操り人形》の突進のお陰で、相手の盤面を除去できるシチュエーションは増えそうです。
ありそうなパターンとして、先攻4ターン目の《吸血姫・ヴァンピィ》+《眷属の召還》のような動きを綺麗に返せます。(ローテーションでは《吸血姫・ヴァンピィ》はいなくなっちゃいますが……)
似たようなケースは無くはないと思いますが、それにしても動きとしてのコスパは悪い気がしてしまいます。やっぱり他の《操り人形》シナジーと活かせるように《操り人形》は手札に温存しておきたいものです。
仮面人形
《操り人形》を突進で相手フォロワーにぶつけていけばめちゃくちゃ育ちます。
が、現状そんなに簡単に《操り人形》を手札に温存できなさそうなのであんまり活躍する場はなさそうです。
将来的に安定して5ターン目までに3枚くらい《操り人形》を温存できるようになればかなり化ける可能性がなくはないです。
とはいえ、5コストは重いといわざるを得ませんし、単純に5コスト2/2のカードとしてみるとやっぱり弱いです。
フラワードール(2017/12/15追加)
効果がラストワードなのが微妙に使い勝手悪そうですが、手札が減らないのは基本で、条件によっては《フラワードール》が復活してきます。
《操り人形》を手札に溜め込むための貴重な低コストカードですので、《操り人形》軸なら必須級となりそうです。
トイソルジャー(2017/12/15追加)
《宝石のエルフ》みたいな効果を持っていますが、それよりも使い勝手が良さそうです。
……と思ったんですが、《操り人形》に効果付与するには進化しないといけないんですね。
3ターン目にポンと置くだけならとても弱いので、どうしても《操り人形》を手札に加えるカードが足りないときにかろうじて選択される、くらいじゃないでしょうか。
さいごに
新クラスということでとても楽しみですね!
今後追加されるにつれて更新していきたいと思いますのでよろしくお願いします。