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微妙な評価がされることが多いビショップクラスのゴールドレアカード、《詠唱:夢想の白兎》(《ドリームラビット》)について考察してみたいと思います。
なんでこのカードを取り上げたかというと、最近自分の中で評価が上がってきており、せっかくなのでその理由等について記事にしたいと思ったからです。
目次
ステータス
詠唱:夢想の白兎
1コスト アミュレット カウントダウン3
ラストワード ドリームラビット1体を出す。
ドリームラビット
4コスト 進化前1/2 進化後3/4
守護
ラストワード 詠唱:夢想の白兎を1つを出す。
初見の印象
このカードを初めて見た人はおおよそこう思うのではないでしょうか。
「お、ゴールドあたったぞ!詳細は・・・っと、なになに。あービショップのアミュレットかー。まあでも1コスだしゴールドだから使い勝手はいいんじゃないかな。
えーっと、カウントダウン3で《ドリームラビット》ってのが出てくるのか。ビショップのアミュレットで出てくるフォロワーは結構優秀だからな、《ドリームラビット》も期待できるんじゃないかな!ゴールドだし。
んで《ドリームラビット》の能力はっと・・・んん??攻撃力1で体力2!?
カウントダウン3だぜ?
アミュレットフォロワーのコスト法則でいうと、アミュレットのコスト+カウントダウン数が出てくるフォロワーのコストになるからこいつはコスト4相当のはずだぜ?
・・・あ、守護ついてるしラストワード持ってるわ。きっと能力強くてスタッツ低い系なんだな!ゴールドだし。
ラストワードはっと……《詠唱:夢想の白兎》を1つ出す……?夢想の白兎はなんだっけ
……ってこのアミュレットか!
んん??つまりどういうことだ!?
こいつが延々と出てくるだけ?カウントダウン3もかけて?そして場を一つ埋め続けるの?
……いらね。」
こんな感じではないでしょうか。私はこんな感じでした。
色々ネットを見て回ってもおおよそ近い評価のようです。
「せめてカウントダウンが1少なければ……」
そういう意見も多いようです。
ただ、私は今ではこのカウントダウンで妥当かなと思っています。
カウントダウンが1少なくなったら、途端に壊れ級のカードに化けてしまうのではないかとさえ思っています。
……ちょっと言いすぎました^^;
以下に、私の見解を書いてみます。
考えてみる
このカードの最大の特徴は、
「延々と湧き続ける”守護”」
という点だと思います。
もちろんそんなことはだれでもわかっていると思います。
ネックとなるのはカウントダウン3の存在でしょう。
カウントダウン3の実態
仮に《デュエリスト・モルディカイ》のように破壊した途端即座に連続的に湧いて来たら延々と守護を突破できなくてリーダーにダメージを与えられない壊れカードになります。そうならないためにカウントダウン3というアミュレットを介していることになります。
なんとなく、カウントダウン3は重く感じます。
通常のカウントダウンアミュレットは出したときに指定されたカウントダウン数になり、初めてカウントが進むのは次の自分のターンの開始時となります。ですので、カウントダウン3は3ターン後にようやく普通にフォロワーを出したのと同じ状態に追いつくわけです。
そんな労力をかけてようやくでてくるのが1/2守護なので、普通に考えればコストに見合わないです。
では、出てきた《ドリームラビット》が破壊されたときを考えてみます。
自分のターンに、《テミスの審判》やら《ダークオファリング》で破壊すると、普通にアミュレットを置くのと同じで、カウントダウン3のアミュレットが勝手に設置されたことになります。
次に、相手のターンに破壊されたとします。《ドリームラビット》は守護として見事な働きを終え、カウントダウン3のアミュレットとなります。
その後、自分のターン開始時にカウントがすすみ、カウントダウン2となります。これは、自分のターンに破壊されるのと相手のターンに破壊される場合の違いで、かなり大きな差になります。
カウントダウン2となれば、感覚的にも「割と早いし許容範囲かな」と思えるんじゃないかと思います。ちなみにカウントダウン2であれば、《気高き教理》や《残忍な修道女》の効果によって一気に2進められるので、実質連続で《ドリームラビット》を出していることになります。特に《気高き教理》は1ドローもついているので、手札消費なしに、2コストで《ドリームラビット》を出していることに相当します。
これはかなり大きいです。
また、ビショップはカウントダウンを進めるカードはそこそこあるので、カウントダウン2程度であれば比較的簡単に進められます。
守護が湧いてくるということとは
ベルエンジェルの考察を行ったときにも触れましたが、進化が切れたような終盤での守護はかなり強いです。そんな守護が遅くとも3ターンに1回、場合によっては《気高き教理》やカウントがずれて設置された複数の《詠唱:夢想の白兎》の設置等で毎ターン湧いてくることになります。
しかも半自動的に湧いてくるので、こちらとしては、その他の行動もとれます。
実際使ってみるとわかりますが、終盤の《詠唱:夢想の白兎》の存在は頼りがいがあります。「カウントはやく進んで《ドリームラビット》でてきてくれ!!」と願うことは多いです。
ラストワードでアミュレットが繰り返し湧いてくる
これは《デュエリスト・モルディカイ》なんかでもそうですが、例えば《ウルズ》を使えば増えます。あまり増やしすぎると盤面窮屈になってしんどいですが、うまく使えば守護が継続して出てくるので使いどころはあります。
あとは、墓地を肥やすこともできます。
長々と書いてきましたが、今一番使われてる使われ方はこれではないでしょうか。
墓地を増やす=《冥府への道》ですね。
あと、何気に《気高き教理》なんかは、カウントダウンアミュレットがないと腐る残念なカードっですが、それを使うための受け皿にもなります。《詠唱:夢想の白兎》は一度設置してしまえば、半永久的に存在するので、《気高き教理》で1ドローすることにワンチャンかけないといけないんだ!的な場面で使えます。
それ以外には、カウントダウンアミュレットを使っていてよくある場面なんですが、せっかくカウントダウンされて出てきたフォロワーがいると《テミスの審判》を打ちにくく感じます。そういう場合でも、《ドリームラビット》であれば、まあまた出てくるし、という軽い気持ちで《テミスの審判》をさくっと打てます。
なんだか消極的なメリットな感じがしますが笑
あとは、《ダークオファリング》の餌にもしやすい、くらいでしょうか。
この手の効果は今後出てくるカードとの組み合わせ次第で化けうる可能性があるので、頭には入れておきたいですね。
結局どう使うのか
今一番使われている使われ方は、冥府ビショップの軸になることだと思います。それはそれでいいんですが、個人的には、カウントを進めるカードを入れて延々と守護を湧かせることが良いように感じます。
特に散々書いてきましたが、《気高き教理》とは相性が良いと思いますので、その辺りが活かせるようなデッキなら使えるのではないでしょうか。
最後に
私は、楽しくこのカードを使っています。
AA帯ですが、冥府/陽光/サタン無しで、普通にこのカードを積んだデッキでもそこそこ勝てています(この記事を書いている時点でアグロネクロが多いというのはありますが)。
惜しむらくは、《ドリームラビット》が紳士であることでしょうか。
バニーちゃんなら……
アミュレットの絵はピカイチで好きですよ。