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神々の騒嵐(TOG)ではネクロマンサー、ドラゴン、ヴァンパイの強化が激しいです。そんなカード追加の中、ゴールドレアはとても重要なポジションになります。
《愛の悪魔・ガレット》はそんな重要なゴールド枠の一つです。
ネクロドラゴンのゴールドレアを見ると、
- 《破魂の少女》→多くのデッキで採用されている
- 《不死の大王》→ミッドレンジネクロで採用される明確なパワーカード
- 《死神の手帳》→ネフティスデッキの中盤を支える優秀なカード
- 《ラハブ》→4コストで体力5の守護は硬すぎる
- 《不死鳥の乗り手・アイナ》→疾走ドラゴンで使える
- 《竜殺しの代償》→冥府ドラゴンで居場所を見つけつつある
とほぼ隙がありません。みんな活躍の場があります。
一方、ヴァンパイアのゴールドレアを見ると
- 《ブラッドムーン》→体力を保ちつつ復讐状態になれる、それなりに使える
- 《ソウルドミネーター》→疾走ヴァンパイアに入りうる
- 《愛の悪魔・ガレット》→………………
とここまで書くと悲しいことに気付かされます。
《愛の悪魔・ガレット》の性能自体は悪くないと思うので、どういうシチュエーションで活躍しそうか考えてみたいと思います。
ところで、「愛の悪魔」ってなんなんでしょうね。私は悪魔というよりも羊に見えて仕方がありません笑。
目次
ステータス
2コスト 進化前2/2 進化後4/4 フォロワー ヴァンパイア ゴールドレア
相手は能力で愛の悪魔・ガレットを選択できるとき、愛の悪魔・ガレットしか選択できない。
受身の効果なので仕事しているかわかりにくい
とても面白い能力を持っています。囮みたいなものですね。
《愛の悪魔・ガレット》は相手が能力選択する自由を奪います。そこで、相手は上手いことかいくぐるように立ち回るので、一見するとこちらからは普通に行動しているように見えなくも無いです。
そのため、使っていて今一仕事しているのかどうかわかりにくいです。
とはいえ、この能力が活躍するシチュエーションは存在するはずです。どういうとき有効に仕事しそうか考えてみましょう。
今の環境選択するカードとは?
まず、シチュエーションを想定する前に、どういうカードの妨害になりそうかを考えます。ネクロ・ドラゴンがたくさんいる現環境で、選択が発生するカードを列挙してみます。
ニュートラル
《死の舞踏》
《天弓の天使・リリエル》
《御言葉の天使》
ドラゴン
《ブレイジングブレス》
《サラマンダーブレス》
《ドラゴンウォーリア》
《ライトニングブラスト》(非エンハンス)
《ウロボロス》
ネクロマンサー
《ゾンビパーティ》
《ミミ》
《破魂の少女》(進化時のみ)
ビショップ
《漆黒の法典》
《鉄槌の僧侶》
《破邪の光》
《苦罰の審判者》
そのほかのクラスはやや少ないので割愛します。
これらのカードを使おうというときに、《愛の悪魔・ガレット》しか選択できなくなります。
活用できそうなシミュレーション
次に、上のようなカードが使われる状況で、どういう状況であれば《愛の悪魔・ガレット》が仕事するかを考えます。
とはいえ、こういうカードが使われるシチュエーションを想像すると自ずと答えは出てきます。
体力が少ない高攻撃力フォロワーと一緒に出す
これが一番有効活用されるシチュエーションだと思います。
シチュエーション1
例えば、5PP時に《吸血貴・ヴァイト》を進化(3/2→5/4)させ相手の攻撃力3のフォロワーを攻撃して除去し、同時に《愛の悪魔・ガレット》を出します。ここで、《吸血貴・ヴァイト》の体力は1になっています。
相手としては、攻撃力が高く、さらに交戦時効果をもつ《吸血貴・ヴァイト》をフォロワーをぶつける以外の手段で除去したいのが大本命です。そこで、《天弓の天使・リリエル》を進化させ、進化時効果の1点ダメージを《吸血貴・ヴァイト》に与え、2/2の《愛の悪魔・ガレット》を攻撃して盤面を綺麗に返すことを考えます。
しかし、《愛の悪魔・ガレット》は相手の選択権を制限して、1点ダメージを《愛の悪魔・ガレット》に与えるようにします。このため、《吸血貴・ヴァイト》は守られます。ついでに前のターンで出ていた《フォレストバット》もおまけで守れます。相手としては泣く泣く《天弓の天使・リリエル》で《吸血貴・ヴァイト》を攻撃するしかなくなります。
……こんなことになりので、おそらく相手はそういう選択をしないと思いますが、ベストムーブができるのに、それを制限させたことになります。《愛の悪魔・ガレット》はこのような相手が大きくテンポを取るような動きに対して制限をかけ、不利な状況に持っていかれるのを防ぎます。
シチュエーション2
ドラゴンを相手にします。相手のドラゴン側はPP6で残りライフが13だとします。
こちらは《カオスシップ》で《ブラッドウルフ》と《愛の悪魔・ガレット》が出てきました。《ブラッドウルフ》を進化させ4/3でリーダーに攻撃し、相手のライフは残り9になりました。
さて、相手のドラゴンターン、6PPの時点でヴァンパイア側は3/4、4/3、2/2が並んでいます。《サラマンダーブレス》を4/3に撃てばだいぶ延命はできそうです。しかし、《愛の悪魔・ガレット》がいるため、ただ《サラマンダーブレス》を使うと《愛の悪魔・ガレット》を選択せざるを得ず、ヴァンパイア側の盤面は3/1、4/1となります。次のこちらのターンで、3/1の《カオスシップ》を進化させ、盤面に残っている進化した《ブラッドウルフ》と合わせて9点ダメージが通ります。
こちらも相手のベストムーブを制限かけており、不利に転じることを防ぐことができています。
総じて《愛の悪魔・ガレット》はこちらが有利な状況からあいてにテンポをとらせるのを防ぐ役割がありそうです。
自分のリーダーのライフを守る
地味にですが、バーンダメージを肩代わりできることができます。具体的には、《ミミ》や《天弓の天使・リリエル》、《御言葉の天使》の1点ダメージ、《鋭利な一裂き》などなど。
このあたりはなんとなく《タイムレスウィッチ》に似ていますね。これもあれば地味にリーサルずらしに使えそうです。
さいごに
なんだかんだで相手のテンポをとることを防ぐことに使えそうです。不利な状況をひっくり返す力はないですが、こちらの有利な状況を有利なまま進める力があるようです。
この手の能力は、やっかいなスペルとかが出てくるとさらに輝きそうなので今後も頭に入れておきたいですね。