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こんなにお手軽にライフ調整できていいの!?貴き血牙を考察!

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20161107_ketuga

※httpss://shadowverse-portal.com/card/102624030

1コストスペル《貴き血牙》。1コストという意味では使いやすいが、効果はやや複雑で実際の運用はテクニックが必要な気がするカード。そんな《貴き血牙》について考察してみたいと思います。

《フォレストバット》系はそうなのか知りませんが、このカードも見た目がぱっとみでわかり難いです。《フォレストバット》は遠目に見ると、ゴーグルをかけたおっちゃん(?)が両手を挙げて勢いよく襲い掛かっているような絵に見えます。この《貴き血牙》も遠目には何が書かれているのか今一わかりません。

上にある絵を見てようやくわかりましたが、左に立っているのは木じゃなくてヒト的な何かだったんですね……笑

あと、個人的に「血牙」ってなんやねん!と思えて仕方がないです。ちなみに「けつが」と読みます。

すみません。前置きが長くなりました。本題に移ります。

ステータス

1コスト スペル シルバーレア

自分のリーダーに、「相手の場のフォロワーの数」と同じダメージ。

フォレストバットを「相手の場のフォロワーの数」と同じだけ出す。

自傷効果について

この《貴き血牙》というカードは、1コストで自傷(自分の体力を削ること)できるカードです。ヴァンパイアにおいて自傷はライフコントロールを行う上で非常に重要となります。体力が10以下になれば、復讐状態となり、様々なカード効果の恩恵を受けることができるからです。

今までは1コストで言えば、自分と相手に1ダメージを与える《蠢く死霊》がその役割を担うことになっていました。2コストまで手を伸ばせば、《ブラッドウルフ》《血の取引》《鋭利な一裂き》あたりが主な自傷ソースとなります。いずれにしても1コスト=1ダメ自傷、2コスト=2ダメ自傷となり、それ以上の自傷はなかなか難しいものでした。

しかし!この《貴き血牙》はその常識を覆すことになります。

相手の場のフォロワー数に依存してしまいますが、最大で5ダメージの自傷ダメージを受けることができます。ヴァンパイア戦でありがちな11点止めや13点止めといった常識が通用しなくなるわけです。

ヴァンパイアの強みとして、復讐に入ることで受ける強力な効果を引き出したくないから体力削るの止めておこう……という相手の行動から、思いっきり体力を削られることがなかったりします。上の11点止めや13点止めがその最たる例ですね。ここで、《貴き血牙》までケアするとします。つまり、相手からすれば場にいるフォロワー数を調整することで、《貴き血牙》の自傷ダメによる復讐入りを制止しよう!という場面ですね。

具体的には、ヴァンパイア側の体力が13だから、場に3体以上出すと《貴き血牙》で復讐状態になるから2体にとどめておこう!という状況です。

この心理状況は、裏を返せば相手の行動を制限していることになります。そこは見えないカードによる制止力となります。歴史上の言葉を借りれば「死せる孔明、生ける仲達を走らす」となるわけです。

「《貴き血牙》なんてあんまり見ないし、そこまで制止力ないよ」と思われるかもしれませんが、それであれば悠々と《貴き血牙》を使って復讐状態になって場を荒らしましょう

つまり、このカードは一見すると二つ目の効果である「《フォレストバット》を出す」という点に注目がいって、「ああ、フォレストバットシナジーのあるカードと組み合わせるとよさげなのかな」と思われるかもしれませんが、私は上記のような状況を踏まえると、復讐メインで戦うようなそんなデッキにマッチするんじゃないかと思います。

実際、1コストで復讐状態に入れる、というのは大きいです。《貴き血牙》→《ディボリックドレイン》とやれば2コストで相手フォロワーに4点与えてるようなものです。《貴き血牙》→《黙示録》で5コストで盤面一掃(自分の《フォレストバット》は意味なき死を遂げますが)。《貴き血牙》→《アルカード》なんて言わずもがな。

さて、復讐状態に入れることばかり話をしてきましたが、単純に《ブラッディー・メアリー》と組み合わせても強いです。まあ、この辺りは語るまでもないような気がします。条件さえ整えば6PP時に相手のリーダーに最大5点飛ばして、場に4/5と1/1×4体が並びます。……ちょっと何を言っているのかわかりませんね^^;

まあ、その分相手の場は埋まっているということなのでどちらが優勢なのかは状況次第なんですけどね。

ちなみに、相手の場にフォロワーが5体いれば、《ブラッディー・メアリー》→《貴き血牙》×3→《鋭利な一裂き》で10PP使い切って1ショットキルができてしまいます。

《フォレストバット》を出す効果

個人的にはこの効果はおまけでしかないと思っています。《フォレストバット》を沢山並べられる!という状況は、裏を返せば相手の場にフォロワーがそれだけ並んでいるという状況です。そんな状況で1/1を沢山並べても、という感が否めません。

ですので、やはり2,3体くらい出せるのが丁度良くて、《吸血姫・ヴァンピィ》や《吸血鬼の古城》がある状態で出せれば丁度良かった、くらいの気持ちでいい気がします。単純に2体出すのであれば《眷属の召喚》でいいわけです。

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落とし穴に注意!

単純にフォロワーを並べる、という点では強いです。ですが、このカードには意外な落とし穴が存在します。

「うーん、《貴き血牙》で自傷すれば復讐はいれるな……あー、わかった!《貴き血牙》→《ディアボリックドレイン》→《裁きの悪魔》進化で殴れば盤面も取れるし、体力も今より増えるぞ!これしかない!」

《貴き血牙》を出す

《フォレストバット》が盤面に並ぶ

……あれ?《裁きの悪魔》出せなくね?

実際に私はこれをやってしまいました。運用に慣れない内は思考が行ったり来たりするのでうっかりしてしまうことがあります。こういう扱いづらさが実はこのカードにはあります。その点を運用上注意しなければなりません。

また、使いやすい低コストカード全般にいえますが、使えば使うほど手札が無くなります。そういう意味でも、《漆黒の契約》なんかが入るようなデッキと相性がいいのかなと感じます。

さいごに

あまり使われているところを見たことないのですが、個人的にはとても使いやすいと思っています。アグロヴァンパイアでない復讐メインで戦うようなデッキであれば《蠢く死霊》よりも優先度が高いと感じています。

実際、《貴き血牙》を3枚積みで復讐ヴァンパイアデッキを運用したりしてみましたが、手札に来て困ることはなかったです。むしろライフコントロールするためにいくらでも欲しいと感じたくらいでした。

さいごのさいごになりますが、「けつが」と打って「血牙」と一発変換されなくてこの記事書くのが大変でした!笑

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