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図鑑として素晴らしい「シャドウバース公式タクティクスガイド」レビュー

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10/20に発売されましたアスキー・メディアワークス社の公式タクティクスガイドを買ってみました。どんなものなのかレビューしてみたいと思います。

本のサイズは結構大きいです(B5くらい?)。また、225ページあるので厚みもそれなりで重量感があります。そして、表紙は黒を基調としており、《ダークネスエンジェル・オリヴィエ》がどでかく写っています。なぜ《ダークネスエンジェル・オリヴィエ》が表紙なのか?と疑問なんですが、やっぱりダークネスエボルヴがそれだけプッシュされているということなのでしょうか。

そして、帯にはアリサが写っています。

シャドウバースのアプリアイコンもアリサであることから、アリサがやっぱり主人公なのかな?という感じがしますが、実はこれは日本だから、という話をきいたことがあります。海外ではアリサがアプリアイコンではない国もあるとかないとか。

とはいえ、感覚的にですが、シャドウバースの顔=アリサ、というイメージが染み付いています。

内容構成

さて、内容について感想を述べていきたいと思います。

この本の内容構成は次の通りでした。全部で6つあります。

括弧内の数字はそのChapterが何ページあるかの数字です。

  • Chapter1 世界設定 (10P)
  • Chapter2 基礎知識 (22P)
  • Chpater3 カードリスト STANDARD (100P)
  • Chapter4 カードリスト DARKNESS EVOLVED (32P)
  • Chpater5 デッキ運用 (47P)
  • Chpater6 インタビュー、カードINDEX (40P)

見てもわかるように、半分がカードリストで、残りがその他です。購入前は8割がカードリストなのかなと思ったんですが、思ったより他項目も充実していました。

Chapter1 世界設定

このChapterではシャドウバースの世界観について書いてありました。主に各リーダー(アリサ、エリカ、イザベル、ローウェン、ルナ、ユリアス、イリス)と災いの樹の紹介です。

正直なところ、イラストがメインで中身はあまりないです。ただ、立ち絵とか表情差分の絵はやっぱり綺麗でそれを眺めるだけでも楽しいです。

個人的に一番衝撃だったのが、エリカの説明で、

アレスター王国の姫に仕えるメイド

メイドとしてでなく、護衛としても優秀であり

(以下略)

とあり、「え!?エリカってメイドだったの!?」と驚きました。

ストーリーとかに出てましたっけ^^;はじめた当初はとにかくストーリークリア報酬がすぐ欲しくてスキップしていたので、その辺りの設定が一部抜けています。ある程度の期間たった後は、ストーリーもたのしんでじっくり読んでいたんですが、まさかのエリカの設定に驚きです。

正直、ずっと前掛けエプロンとかが気になっていたので「もしや?」と思っていたのですが、まさか本当にメイドだったとは……

そんな発見ができる良い機会でした。

Chapter2 基礎知識

なんてことない、ゲームをプレイする上でのアイコンの紹介だとか用語の説明だとかでした。

ある程度プレイしてきた人にとって新しい情報はなさそうかな、という感じです。初心者にとってみれば情報がまとまっているのでわかりやすいかと思います。特に、TCGで良く用いられる用語なんかはためになります。「アグロとかコントロールとかってなんやねん!」と思う方は多いかと思いますが、その辺りも網羅されています。

クラス別の特徴の紹介や実践テクニックもあり、実用性は高そうです。

ただ、要注意カード紹介という項目があるんですが、挙げられているカードがスタンダードだけだったりとやや情報が古そうな部分もありました。ビショップの要注意カードとして挙げられている《守護の陽光》とかがそうなんですが、確かに要注意カードだけど、むしろ《エイラの祈祷》や《封じられし熾天使》のほうが要注意なんじゃないかと思います。スタンダードで言えば《テミスの審判》あたりもそうですよね。

Chapter3-4 カードリスト STANDARD&DARKNESS EVOLVED

ひたすらカードリストです。

書いてあることは、

  • カード名
  • 進化前と進化後のカードイラスト
  • タイプ
  • 声優
  • カード効果
  • プレイ時台詞
  • 攻撃時台詞
  • 進化時台詞
  • 死亡時台詞
  • 誘発時台詞

です。

ぱっと見デザインがかなり綺麗で図鑑として眺めているだけで楽しいです。普段使わないカードの進化姿とか見れて非常に良いです。《ダークコンジュラー》の進化姿とか初めて見ました。確かに何かを進化させて出すカードなので、なかなか進化姿見れないですからね。あとは、《蝿の王》から出てくるカードの進化姿とか多分ぱっと姿が思い浮かぶ人はいないんじゃないでしょうか。

ちなみに誘発時台詞ってなんだ?と思いましたが、カード効果が発動したときの台詞みたいです。

Chapter5 デッキ運用

おそらく、一番気になるのはここじゃないかと思います。

まずはじめに各クラスごとのお勧めカードが6枚ほど紹介されています。紹介されているカードについては可もなく不可もなく「まあ、そうだね」と思えるような妥当なカード達ばかりでした。

次に、サンプルデッキが21個掲載されています。

  1. 冥府エルフデッキ
  2. 薔薇エルフデッキ
  3. アグロロイヤルデッキ
  4. 潜伏ロイヤルデッキ
  5. 超越ウィッチデッキ
  6. 冥府ウィッチデッキ
  7. 疾走ドラゴンデッキ
  8. サタンドラゴンデッキ
  9. アグロネクロデッキ
  10. ミッドレンジネクロデッキ
  11. コントロールヴァンパイアデッキ
  12. アグロヴァンパイアデッキ
  13. 守護ビショップデッキ
  14. アミュレットビショップデッキ
  15. 進化エルフデッキ
  16. ミッドレンジロイヤルデッキ
  17. 秘術サタンデッキ
  18. 突風疾走ドラゴンデッキ
  19. デスタイラントデッキ
  20. バットヴァンパイアデッキ
  21. 封じられし熾天使デッキ

たくさんありますが、1~14はスタンダードのカードだけで組んであります。そのため、うーん…なんか古い感じがする、という感想をどうしても抱いてしまいます。

一発目に冥府エルフが来ると、「うわっ」ってなっちゃいます笑

Chapter6 インタビュー、カードINDEX

プロデューサーへのインタビューが載っています。

色々とプロデューサーの想いが伝わってくるような内容です。

一点ここで述べておきたいこととして、スマホゲームであるという点で気軽さを重視したいや粘ってデッキアウト、みたいな戦法は避けたい、という点から意図的に《サタン》や《冥府への道》等の超強力カードが揃っているというお話があるんですが、

「それならデッキ枚数40枚は多いよ!!」

という私の意見があります。

およそ10ターン前後もすれば十分ゲームが終わるくらいなのに、デッキ枚数40枚は多すぎる気がします。2Pickやってる感じでは、30枚でいい気がするんですけどね、どうなんでしょう。

最後に

色々書いてきましたが、そこそこやりこんでいる方にとってはあまり買う必要はないのかな、という感じです。どちらかと言えば、はじめたばかりの初心者向けの印象です。よくよく考えれば、相当やり込むコアな層よりもそういう層の方が大多数でしょうから、そんなものかという感じです。

とはいえ、ファン要素としてはとても素晴らしいと思います。カードリストをぼんやり眺めているだけでも楽しいので、対戦ゲームとしてだけでなくシャドウバースというコンテンツが好きな方には合うのかな、と思います。

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