※httpss://shadowverse-portal.com/card/103121040
新環境になって色んなデッキを見るようになりましたね。その中で最近(といって環境変わって数日しか経ってないですが)はやりつつあるOTKエルフを私はちょこちょこ使っています。そこで採用されうる新カードである《エルフの王子・レオネル》を使った場合のOTKエルフについて見てみたいと思います。主にリノ算の計算になります。
ところでこのカード、絵柄が凄いです。進化したときにほぼ反転……。少し間違い探しをしてみましょうか。
- 中心のウサギ?の表情
- 下のほうのふさふさした着物の色
- 肩にのってる甲冑の形状
- お腹あたりの甲冑の模様
- 弓の形が微妙に違う?
結構些細な変化ばかりです。”進化”というくらいなのでもう少し劇的な変化が欲しいなと個人的には思います。
ステータス
5コストフォロワー 進化前2/2 進化後4/4 シルバーレア
ファンファーレ 手札のコスト4以下のエルフカード1枚のコストを0にする。
ステータスは並以下で完全にテンポロス
5コスト2/2は相当弱いです。使うからにはそのファンファーレ効果を最大限に活用する必要があります。
ファンファーレ効果はコンボするためにあるような効果です。それでは、このカードで何のカードのコストを0にしたらいいのだろうか?という疑問が湧きます。それについて以下考えてみたいと思います。
コンボで何点出せるか?
この《エルフの王子・レオネル》を使って色んなカードのコストを0にした場合の打点を計算してみたいと思います。色んな場面を想定するとかなりのボリュームになるので、現実にありそうな場面にあるていど限定して考えようと思います。想定するのは以下の条件で、考えられるカードのコストを0にしたとします。
- 5ターン目に《エルフの王子・レオネル》をプレイしたとする
- ターン数は6ターン目(《エルフの王子・レオネル》を出した次のターン)と8ターン目(超越が完成する目安のターン数)
- 0コストフェアリーは2枚ある(《エルフプリンセスメイジ》進化)
- 《リノセウス》は2枚まで
- 進化は考えない
- 自分と相手の盤面は何もいない
- それ以外のカードはコスト等普通の状態で手札にあるものとする
※計算が複雑なので間違いや想定できていないパターン等ある可能性があります。その場合ご指摘頂ければと思います。
ケース1.《エンシェントエルフ》のコストを0にした場合
ぱっと思いつく中で一番使い勝手がよさそうなのが《エンシェントエルフ》です。盤面を綺麗にできて、確実にプレイ回数を稼げます。
・6ターン目で出せる打点
0コスト《フェアリー》→0コスト《フェアリー》→2コスト《リノセウス》(3/1)→0コスト《エンシェントエルフ》→2コスト《リノセウス》(5/1)→2コスト《リノセウス》(6/1)
これで合計14点です。正直、プレイ回数を稼いだだけでわざわざ《エンシェントエルフ》を0コストにする意義は薄いです。0コストにする対象を《自然の導き》や《妖精のいたずら》でも同じ結果になります。
ちなみに、《エンシェントエルフ》で《リノセウス》を回収した部分を1コストプレイに置き換えると、
0コスト《フェアリー》→0コスト《フェアリー》→1コスト《フェアリー》→1コスト《フェアリー》→0コスト《エンシェントエルフ》→2コスト《リノセウス》(6/1)→2コスト《リノセウス》(7/1)
で合計13点で若干打点は落ちます。打点が下がるこちらの手段を選択する必要はないので、なおさら《エンシェントエルフ》じゃなくていい気がしてしまいますね。ただ、《エンシェントエルフ》はフォロワーとしてのサイズは大きいので、相手に大きな守護が立っている場合なんかは、《エンシェントエルフ》進化で守護を突破しながら《リノセウス》を飛ばす、とする場合は下のケースになるかと思います。
・8ターン目で出せる打点
0コスト《フェアリー》→0コスト《フェアリー》→1コスト《フェアリーサークル》→1コスト《フェアリー》→2コスト《リノセウス》(5/1)→0コスト《エンシェントエルフ》→2コスト《リノセウス》(7/1)→2コスト《リノセウス》(8/1)
合計20点です。このパターンでは、《エンシェントエルフ》にしかできないものになっています。
……と思いきや0コスト《自然の導き》でも同じ結果になりそうですね。《リノセウス》が3枚あれば、《エンシェントエルフ》の方が場の整理がしやすい分、使い勝手が良くなりそう、くらいかもしれません。
ケース2.バウンススペルのコストを0にした場合
《自然の導き》や《妖精のいたずら》のケースです。結果は《エンシェントエルフ》のときと同じなので省略します。
ケース3.《リノセウス》のコストを0にした場合
かなりややこしくなりそうですが、《リノセウス》そのもののコストを下げてみた場合どうなるか見てみます。
・6ターン目で出せる打点
0コスト《フェアリー》→0コスト《フェアリー》→1コスト《フェアリー》→0コスト《リノセウス》(4/1)→1コスト《自然の導き》→2コスト《リノセウス》(6/1)→2コスト《リノセウス》(7/1)
合計17点です。《リノセウス》のコストが下がったことで、単純にプレイ回数&打点が上がるので、その分合計打点が伸びます。コンボパーツである《リノセウス》のコストを下げるので現実的にもそこそこありそうです。あとは《自然の導き》まで握っているか、ですね。
・8ターン目で出せる打点
正直考えたくないですが、考えてみます。
0コスト《フェアリー》→0コスト《フェアリー》→1コスト《フェアリーサークル》→1コスト《フェアリーサークル》→1コスト《フェアリー》→0コスト《リノセウス》(6/1)→1コスト《自然の導き》→2コスト《リノセウス》(8/1)→2コスト《リノセウス》(9/1)
合計23点です。《フェアリーサークル》のところは《自然の導き》でも可です。とはいえ、結構手札に求められるカードが限られていますし、過剰火力なので、2コストカードを一枚混ぜた場合を考えてみます。
0コスト《フェアリー》→0コスト《フェアリー》→1コスト《フェアリー》→2コスト《翅の輝き》→→0コスト《リノセウス》(5/1)→1コスト《自然の導き》→2コスト《リノセウス》(7/1)→2コスト《リノセウス》(8/1)
合計20点で、リーサルにはぴったりで十分です。《翅の輝き》のところを《妖精のいたずら》や可能なら《森荒らしへの報い》でも大丈夫です。
火力で言えばおそらく最大打点を出せる選択なのかなと思います。とはいえ、《自然の導き》が必須となるので、手札次第といったところになりそうです。
ケース4.空打ちできるスペルのコストを0にした場合
空打ちできるスペル、具体的には、《翅の輝き》、《フェアリーサークル》等がそれに相当します。単純にプレイ回数を稼ぐためのスペル全般という意味です。ここでは仮に《翅の輝き》としてみてみます。
・6ターン目で出せる打点
0コスト《フェアリー》→0コスト《フェアリー》→0コスト《翅の輝き》→1コスト《フェアリーサークル》→1コスト《フェアリー》→2コスト《リノセウス》(6/1)→2コスト《リノセウス》(7/1)
合計13点です。《リノセウス》の使い回しができない分打点は落ちます。
・8ターン目で出せる打点
0コスト《フェアリー》→0コスト《フェアリー》→0コスト《翅の輝き》→1コスト《フェアリー》→2コスト《リノセウス》(5/1)→1コスト《自然の導き》→2コスト《リノセウス》(7/1)→2コスト《リノセウス》(8/1)
合計20点です。《エンシェントエルフ》や《自然の導き》のときと同じですね。とはいえ、それらのバウンスカードを持っているときにあえて《翅の輝き》のようなカードのコストを下げる必要は無いのかなと思います。
コストを下げる対象カード考察のまとめ
以上の考察から以下のように言えそうです。
- 打点重視なら《リノセウス》(ただし《自然の導き》等必要)
- 安定性重視なら《エンシェントエルフ》
- 次点でバウンススペルカード
- その他プレイ回数を稼ぐ用
概ねこの方針で大丈夫なのかなと思いますが、計算がだいぶ複雑なので考慮できていない部分でなにかあるかもしれません。
結論として《エルフの王子・レオネル》はいるの?
上の結果を見て、過剰火力だと感じるのであれば不要だと思います。というのもアグロ寄りのデッキ構成にしていれば、それほどコンボ打点を稼げなくてもリーサルできたりします。
とはいえ、上の想定したプレイはそこそこ現実味はあるのかなと思うので、1枚くらいデッキに挿しておくとたまに仕事するかも、くらいの立ち位置になりそうな気がします。
さいごに
この記事を書いていてだいぶ頭が疲れました。。