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エイラが憎くて憎くて、あまりにも憎いから《カニバルフラワー》を、と考えたことがある方は多いと思います。そんな《カニバルフラワー》について考察してみたいと思います。
ところで、「カニバルフラワー」の意味をご存知でしょうか?カニバルは英語なんですが、スペルはcannibal、「人喰いの」という意味です。つまり、《カニバルフラワー》とは「人喰い花」という意味になります。進化後の絵を見てもらえればわかりますが、完全に人を喰いそうになっていますね。よく見れば進化前の絵でも花の中心に口のようなものが見えます。完全に個人的な趣味ですが、このカードの絵好きです^^
《カニバルフラワー》はアミュレット破壊カードなんですが、その名前ならフォロワー破壊してよ!と思わなくはないですね。
目次
ステータス
3コスト 進化前3/1 進化後5/3 シルバーレア
ファンファーレ このターン中に(このカードを含めず)カードを2枚以上プレイしていたなら、相手のアミュレット1つを破壊する。
スタッツは正直微妙
3コストで3/1というステータスはかなり微妙です。まず、3/1というステータスは2コスト相当です。つまり、ファンファーレ効果がそれだけの価値があるということを示唆しています。
また、体力が1という点で、エルフデッキで大量生産されるフェアリー同等の体力で、《エンジェルバレッジ》で一掃されたり、1コストフォロワーに簡単に討ち取られたりとやや難ありです。
とはいえ、アミュレットを破壊するという点だけでもメリットがあるので、3/1フォロワーが立つというのはおまけ程度と思っておけば悪くはないかもしれません。出したターンに進化すれば5点の打点を相手フォロワーに叩きつけられます。ほとんど相打ちになりそうですが、3コストカードでアミュレットを破壊しながら(条件付)そこそこの相手のカードを除去できると考えれば十分仕事をしたと言えそうです。
破壊したいアミュレットは?
そもそも破壊したいアミュレットってどんなものだろうか、と挙げてみたいと思います。現環境で見かけるアミュレットはこんなものじゃないでしょうか。ちなみにラストワード持ちアミュレット(おもにビショップのカウントダウンアミュレット)は破壊してしまうとラスワードが発動してしまうので除外します。
- 《冥府への道》
- 《エイラの祈祷》
- 《王家の御旗》
- 《漆黒の契約》
- 《ノノの秘密研究室》
もっと広げればいろいろ挙げられますが、とりあえず省略します。特に上三つの《エイラの祈祷》《冥府への道》《王家の御旗》は主軸デッキができるほどの主要カードになります。これらが破壊できれば相手の戦略を一気に崩せるので、勝率はぐんと上がります。
各アミュレットに対してみていきたいと思います。
対《冥府への道》
たまにウィッチがいますが、ほぼ冥府といえばエルフでいいかと思います。《カニバルフラワー》で冥府への道を破壊してしまえればほぼ勝ちといっても過言ではないです。特にエルフであれば《エルフの少女・リザ》の存在もあるので、《冥府への道》に対して盤面耐性もあります。冥府ルートに行っている段階でそこそこ相手も苦しいはずですので、破壊さえできれば大いに勝ちが見えてきます。
《冥府への道》が発動するのが7ターン目以降だとすれば、それまでに《カニバルフラワー》を握れている可能性はありますし、《カニバルフラワー》の発動条件も満たせると思います。
冥府エルフは大体の場合、《冥府への道》以外の勝ち筋があるので、そこを凌げれれば分の悪い勝負ではなくなると思います。
……ここまで書いて気づきました、相手は冥府エルフならこっちは何エルフなんだ、と。《冥府への道》を意識して《エルフの少女・リザ》を入れることを考えればテンポエルフに《カニバルフラワー》を入れるのがよさそうです。実際、《カニバルフラワー》を入れたテンポエルフっぽいデッキで冥府エルフに対して3戦ほど対戦してみましたが、全勝できました。試行回数が少ないので参考にはならないかもしれませんが……
対《エイラの祈祷》
果たして《カニバルフラワー》が対策となり得るのか?
個人的な印象としては盤面がとれそうな状況なら活躍できそう、くらいです。
どういう場面かというと、5ターン目にお互い場になにもない状態で、相手は《エイラの祈祷》→《ラビッドトーラー》とプレイして、盤面に《エイラの祈祷》と3/2フォロワーが並んだ状況で、こちらが《フェアリー》→《フェアリー》→《カニバルフラワー》で《エイラの祈祷》を破壊しながら《フェアリー》進化で《ラビットヒーラー》を除去できればかなり理想的な流れとなります。
しかし、2ターン目に《詠唱:獣姫の呼び笛》が置かれていたら話しは一変します。5ターン目開始時に4/4と2/1が並び、上と同じように《エイラの祈祷》→《ラビッドトーラー》とプレイしたとします。すると、5/5、3/2、3/2が並びます。これに対して《フェアリー》→《フェアリー》→《カニバルフラワー》と動いたとして、《カニバルフラワー》進化で5/5を相打ちすれば、相手の盤面は3/2、3/2、こちらは1/1、1/1となり、結構しんどいです。
とはいえ、1~4ターンの間の動き次第ではこちらの盤面にフォロワーは残っている可能性はありますし、《森荒らしへの報い》で3/2除去→0コスト《フェアリー》→《カニバルフラワー》で《エイラの祈祷》破壊と動ければより除去できますし、比較的対応できた方になります。
通常のテンポエルフのような0コスト《フェアリー》×2→《クリスタリアプリンセス・ティア》の動きや《森の意志》で相手フォロワーを除去するだけ、のような動きよりは、《エイラの祈祷》を破壊しながら盤面除去できる《カニバルフラワー》を絡めた動きの方が強そうです。
対《王家の御旗》
これは上ふたつの例よりも微妙かもしれません。というのも、《王家の御旗》は《メイドリーダー》によるサーチがあるので、比較的複数もたれている頻度が高めです。《カニバルフラワー》が盤面に残した状況にしてしまえば、まず除去されるので、うまいこと《自然の導き》等で手札に戻せれればなんとかなるかもしれない、程度です。
地味な場面ですが、5ターン目相手の手番で、場に《王家の御旗》があって《アドバンスブレーダー》→進化でこちらの《フェアリー》などをとったとします。この場合《アドバンスブレーダー》の体力は5になるので、《カニバルフラワー》で《王家の御旗》を破壊しながら進化して《アドバンスブレーダー》除去ができます。
御旗ロイヤルは疾走が多いので、《クリスタリアプリンセス・ティア》の効果で守護を立てたりしたほうが良い場面もあるので、《カニバルフラワー》使うのとどっこいどっこいな気がします。
なんとなく結局どっこいどっこいな気がする
というのも、上でみてみたように、《カニバルフラワー》を使うことで大きくアドを稼げたわけではないです。なんとかイーブンに持ってこれた、くらいでしょうか。基本的にこのゲームは何かのカードを加えて対策する、というのが微妙な戦略と思えてしょうがないです。対策を強いられている段階で辛いですし、相手に対応を迫れるデッキを1から使ったほうが良いように感じます。
上で挙げた各アミュレットに対する対応で十分であり、それ以降アドを稼いでいけるよ!というのであればいいかもしれませんね。とはいえ、《カニバルフラワー》自体は汎用性のあるカードではないのでやっぱり個人的には微妙と感じざるを得ないです。
アミュレット対策のカードが少ない
このシャドウバースというゲームはアミュレット対策のカードが少ないです。一番まともに使えるもので《変成の魔術》くらいじゃないでしょうか。
それ以外だと、《エクスキューション》《オーディン》《カニバルフラワー》《シャドウウィッチ》《ドラゴンライダーデビル》《ゴエティアメイジ》《ゲリュオン》あたりになり、どれもやっぱりコスパが悪いです。おそらく、簡単に壊されてしまうようであれば誰もアミュレットを使わなくなる、という状況を嫌っているんだと思います。アミュレットを軸にしたデッキが無くなってしまう、となりかねないということでしょうかね。あるフォロワーを軸にしたデッキを組もう!となった場合を考えると、フォロワーは簡単に除去されるので、それはそれでなんとなく矛盾を感じます。そのあたりのバランス調整は難しそうな気がします。
さいごに
個人的には《カニバルフラワー》は好きなんですけどね。もう少し汎用性があればなと感じます。
最後にフレーバーテキストを見てみます。
密林に咲く、魔性の花。一度咲いたら最後、周囲の養分を根こそぎ奪い取ると言う。
咲かなければ無害なんでしょうか……?《カニバルフラワー》が花咲く日は来るんでしょうかね……対戦するデッキを根こそぎ食い荒らす、そんな《カニバルフラワー》の姿を夢見ています。
コメント
イイですね!!
配信するネタを探して居ましたので
採用したいと思います(´・ω・`)
現段階であまりみないので
面白そうですね(´・ω・`)