機械自然ドラゴンを使っていて、「《竜の託宣》ハンド細くなって《鋼鉄と大地の神》の融合バリュー落ちるし3枚もいらなくね?」って思ったことありませんか。
私は何度もそう思いました。
なので、その疑問を晴らすべくシミュレータを作って確認しました。
RAGE前なので、この記事を公開するかどうかは正直悩みましたが、この内容が必ずしも正しいわけではないと思いますし、「そういうアプローチでそうやったらそんな結果が出たんだねーふーん」くらいの軽い気持ちで読んでもらえればと思います。
シミュレーションの主目的
《竜の託宣》の枚数について調べた、みたいな書き方になってしまいましたが、私がシミュレーションをやった主目的は「《鋼鉄と大地の神》のバリュー(早いターンにたくさん融合する)が高い確率で出せるデッキの組み合わせは何か」です。
今回の記事のタイトルである《竜の託宣》の枚数に関する考察は、上記過程の中で集まったデータだけを集めて、それっぽく結果を出しているだけですので、その点ご了承ください。
シミュレータの概要説明
細かいところは複雑なのでポイントだけ羅列します。
・ドロー処理、ディスカ処理、カードを加えるなど、今回の主目的を果たせそうな機能(ファンファーレ、進化時、ラストワード)にかかわる要素を実装
・マリガンはPPブースト優先で、セットキープとかはなんとなく
・プレイングは適当、各ターン各残りPPごとに、予めプレイするカードの優先順位を条件分岐させて設定しておいて、それに合わせてプレイ
・全部先攻前提
・相手のターンは毎回テミスの審判が飛んでくる
・5ターン目と6ターン目で《鋼鉄と大地の神》がプレイできるか判定し、プレイできるなら融合できるカードの枚数と、機械と自然の両方融合できるかのチェックし、1ループ分のシミュレーションを終了させる
・1デッキあたり30000回シミュレーションし、上記評価に従って、何回5、6ターン目に《鋼鉄と大地の神》をプレイでき、そのときの融合枚数は何枚だったかを積算し、デッキのパワーを計測
シミュレータ動作の一例
上の概要読んでもよくわからないと思うので、シミュレータがどんな動作しているか一例を出します。
プレイングを作り込むのが難しくて変なプレイすることもありますが、まずはしょうがないかなと思っています。
下記の例だと、5ターン目とか非効率的な動きしていますが、まあまあそれっぽく動いてそうね感が伝われば幸いです。
***マリガン前の手札***
***現在の手札***
カード名 / コスト
————–
旋風のプテラノドン3
猛火のティラノサウルス(アクセラ)2
ワイルド・マナ1
********************マリガン後の手札***
***現在の手札***
カード名 / コスト
————–
旋風のプテラノドン3
母なる君6
ワイルド・マナ1
*****************ゲームスタート!!
—————————————-
私1 ターン目
—————————————-★ PP = (1/1) ★ EP = 0
ターン開始時:カードを引きました デッキ枚数:36
***現在の手札***
カード名 / コスト
————–
旋風のプテラノドン3
母なる君6
ワイルド・マナ1
ドラゴニック・コア3
********************現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
*****************ワイルド・マナをプレイしました
★ PP = (0/1) ★ EP = 0
***現在の手札***
カード名 / コスト
————–
旋風のプテラノドン3
母なる君6
ドラゴニック・コア3
ナテラの大樹1
********************現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
*****************—————————————-
相手1 ターン目
—————————————-
盤面フォロワーすべてを破壊しました
***現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
*****************—————————————-
私2 ターン目
—————————————-★ PP = (2/2) ★ EP = 0
ターン開始時:カードを引きました デッキ枚数:35
***現在の手札***
カード名 / コスト
————–
旋風のプテラノドン3
母なる君6
ドラゴニック・コア3
ナテラの大樹1
荒野の休息2
********************現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
*****************荒野の休息をプレイしました
★ PP = (0/2) ★ EP = 0
***現在の手札***
カード名 / コスト
————–
旋風のプテラノドン3
母なる君6
ドラゴニック・コア3
ナテラの大樹1
ナテラの大樹0
********************現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
*****************ナテラの大樹をプレイしました
★ PP = (0/2) ★ EP = 0
***現在の手札***
カード名 / コスト
————–
旋風のプテラノドン3
母なる君6
ドラゴニック・コア3
ナテラの大樹1
********************現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
ナテラの大樹
*****************—————————————-
相手2 ターン目
—————————————-
盤面フォロワーすべてを破壊しました
***現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
ナテラの大樹
*****************—————————————-
私3 ターン目
—————————————-★ PP = (3/3) ★ EP = 0
ターン開始時:カードを引きました デッキ枚数:34
***現在の手札***
カード名 / コスト
————–
旋風のプテラノドン3
母なる君6
ドラゴニック・コア3
ナテラの大樹1
岩石のアンキロサウルス2
********************現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
ナテラの大樹
*****************旋風のプテラノドンをプレイしました
★ PP = (0/4) ★ EP = 0
***現在の手札***
カード名 / コスト
————–
母なる君6
ドラゴニック・コア3
ナテラの大樹1
岩石のアンキロサウルス2
ドラゴニック・コア3
********************現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
旋風のプテラノドン(2/2)
*****************—————————————-
相手3 ターン目
—————————————-
盤面フォロワーすべてを破壊しました
***現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
ナテラの大樹
*****************—————————————-
私4 ターン目
—————————————-★ PP = (5/5) ★ EP = 0
ターン開始時:カードを引きました デッキ枚数:32
***現在の手札***
カード名 / コスト
————–
母なる君6
ドラゴニック・コア3
ナテラの大樹1
岩石のアンキロサウルス2
ドラゴニック・コア3
猛火のティラノサウルス(アクセラ)2
********************現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
ナテラの大樹
*****************ナテラの大樹をプレイしました
★ PP = (4/5) ★ EP = 0
***現在の手札***
カード名 / コスト
————–
母なる君6
ドラゴニック・コア3
岩石のアンキロサウルス2
ドラゴニック・コア3
猛火のティラノサウルス(アクセラ)2
雷電のヴェロキラプトル2
********************現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
ナテラの大樹
*****************ドラゴニック・コアをプレイしました
★ PP = (1/5) ★ EP = 0
***現在の手札***
カード名 / コスト
————–
母なる君6
岩石のアンキロサウルス2
ドラゴニック・コア3
猛火のティラノサウルス(アクセラ)2
雷電のヴェロキラプトル2
********************現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
ナテラの大樹
ドラゴニック・コア
*****************—————————————-
相手4 ターン目
—————————————-
盤面フォロワーすべてを破壊しました
***現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
ナテラの大樹
ドラゴニック・コア
*****************進化可能ターン!!
—————————————-
私5 ターン目
—————————————-★ PP = (6/6) ★ EP = 2
ターン開始時:カードを引きました デッキ枚数:30
***現在の手札***
カード名 / コスト
————–
母なる君6
岩石のアンキロサウルス2
ドラゴニック・コア3
猛火のティラノサウルス(アクセラ)2
雷電のヴェロキラプトル2
デュアルエンジェル2
********************現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
ナテラの大樹
ドラゴニック・コア
*****************雷電のヴェロキラプトルをプレイしました
★ PP = (4/6) ★ EP = 2
***現在の手札***
カード名 / コスト
————–
母なる君6
岩石のアンキロサウルス2
ドラゴニック・コア3
猛火のティラノサウルス(アクセラ)2
デュアルエンジェル2
ナテラの大樹1
********************現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
ナテラの大樹
ドラゴニック・コア
雷電のヴェロキラプトル(2/2)
*****************進化させました
★ PP = (6/7) ★ EP = 1
***現在の手札***
カード名 / コスト
————–
母なる君6
岩石のアンキロサウルス2
ドラゴニック・コア3
猛火のティラノサウルス(アクセラ)2
デュアルエンジェル2
ナテラの大樹1
********************現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
ナテラの大樹
雷電のヴェロキラプトル(4/4)
*****************ナテラの大樹をプレイしました
★ PP = (5/7) ★ EP = 1
***現在の手札***
カード名 / コスト
————–
母なる君6
岩石のアンキロサウルス2
ドラゴニック・コア3
猛火のティラノサウルス(アクセラ)2
デュアルエンジェル2
鋼鉄と大地の神7
********************現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
雷電のヴェロキラプトル(4/4)
ナテラの大樹
*****************猛火のティラノサウルス(アクセラ)をプレイしました
★ PP = (3/7) ★ EP = 1
***現在の手札***
カード名 / コスト
————–
母なる君6
岩石のアンキロサウルス2
ドラゴニック・コア3
デュアルエンジェル2
鋼鉄と大地の神7
ナテラの大樹1
********************現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
雷電のヴェロキラプトル(4/4)
ナテラの大樹
*****************ナテラの大樹をプレイしました
★ PP = (2/7) ★ EP = 1
***現在の手札***
カード名 / コスト
————–
母なる君6
岩石のアンキロサウルス2
ドラゴニック・コア3
デュアルエンジェル2
鋼鉄と大地の神7
フロートボードマーセナリー2
********************現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
雷電のヴェロキラプトル(4/4)
ナテラの大樹
*****************フロートボードマーセナリーをプレイしました
★ PP = (0/7) ★ EP = 1
***現在の手札***
カード名 / コスト
————–
母なる君6
岩石のアンキロサウルス2
ドラゴニック・コア3
デュアルエンジェル2
鋼鉄と大地の神7
フロートボードマーセナリー2
********************現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
雷電のヴェロキラプトル(4/4)
ナテラの大樹
フロートボードマーセナリー(1/2)
*****************—————————————-
相手5 ターン目
—————————————-
盤面フォロワーすべてを破壊しました
***現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
ナテラの大樹
*****************—————————————-
私6 ターン目
—————————————-★ PP = (8/8) ★ EP = 1
ターン開始時:カードを引きました デッキ枚数:26
***現在の手札***
カード名 / コスト
————–
母なる君6
岩石のアンキロサウルス2
ドラゴニック・コア3
デュアルエンジェル2
鋼鉄と大地の神7
フロートボードマーセナリー2
呪われし影・ヴァイディ4
********************現在の場***
カード名 ( 攻撃 / 体力 )
————–
ナテラの大樹
*****************
シミュレーション結果
これは、横軸が《竜の託宣》のデッキ投入枚数で、縦軸が5枚以上融合で5ターン目か6ターン目に《鋼鉄と大地の神》をプレイできた割合を示しています。
一つ一つの点が、シミュレーションしたデッキを表しています。
《竜の託宣》の投入枚数が0枚や1枚のところの点が多いのは、可能性を探っていろんなデッキを試したからです。あまり気にしないでください。
今回いろいろなデッキを試してみて、一番いい結果が出たのが上のグラフでいうところの「A」という《竜の託宣》2枚のデッキです。30000回まわして、約53%ほど、5枚以上融合した5ターン目 or 6ターン目に《鋼鉄と大地の神》をプレイできています。
じゃあ、「《竜の託宣》は2枚がいいんだね?」と言われると、この結果だけを見ると疑問が残ります。
例えば、上の画像で赤字で「B」と書いたデッキは、《竜の託宣》2枚で先の「A」とは異なるデッキですが、「A」よりも8%ほど低い数字が出ています。逆に「C」というデッキは《竜の託宣》が3枚入っていますが、「B」のデッキよりも高い数字が出ています。
つまり、「《竜の託宣》は〇枚がベスト」ということは言えず、デッキ構築によるところが大きい、くらいしか言えません。もう少し明確に差が出ればわかりやすかったんですが、今回の結果を見ると、この機械自然ドラゴンというデッキアーキは、デッキの組み方によっていかようにもパワーが変動してしまう、かなり奥深いデッキアーキだということが再認識できました。
ちなみに、PPブーストカードをたくさん投入して、5ターン目に覚醒状態になって、《鋼鉄と大地の神》をプレイせず、《嵐鉄の竜人》なんかでハンドを増やして6ターン目のバリューを高めるんだ!みたいなことも考えられます。
実際少しだけそのようにプレイの内容や評価方法を修正して試してみたんですが、上の結果とさほど変わらない印象でした。
ちなみに今回一番良い成績を出したデッキの公開はRAGE前ということもあり、控えようと思います。(「強いデッキなら隠したい」という想いと、「お前がブログに書いてあったデッキ使ってRAGEで0-2だったんだが?」という批判を受けるのが怖いからです)
さいごに
デッキが変わるとプレイも変わるんだと思います。今回はその点は明確に反映できているというわけではないと思っています。
なので、繰り返しになりますが、今回の結果はたまたまそうなったんだな、くらいに捉え、そんなアプローチやってる人間がいるんだな、くらいに思ってもらえれば幸いです。
このプレイに関しては、AI(強化学習)でなんとかならないかな、とぼんやり思っています。
参考↓