新カード追加があと数日というレベルで近づいてきました。追加カードの情報も全部揃いましたということで、かなりゆるい感じになるかもしれませんが、新環境について妄想したいと思います。
注目はヴァンパイアとドラゴン
ヴァンパイア
まずヴァンパイアについてですが、復讐が超強化（凄く使いやすくなりそう）ということと、復讐状態での強力なフィニッシャーである《メイルストロームサーペント》の追加存在が大きいです。《バフォメット》を利用することにより、最短6ターン目に盤面に5/5が5体並ぶという訳のわからない状況を生み出します。
これはこれまでのドロシーウィッチ以上の展開力を秘めており、これを返すのは至難の業になります。そのため、この動きを想定したデッキ構築が求められます。
対策としては、
- 6ターン目前後で勝負を決める
- ファンファーレ能力を封じる（《彷徨の詩人・エルタ》使用）
- 全体除去AOE
あたりになると思います。これを強要させる時点でもう強いですよね。
さらにやっかいなことに、ヴァンパイ自身《黙示録》という強力なAOEを持っていますし、回復も豊富なので、6ターン目前後で決めようとしてもなかなか決まらないことも考えられます。
考えるまでもなくヴァンパイアは超強力クラスになると思います。
ドラゴン
ドラゴンはPPブーストという特徴のお陰で、ニュートラルの強化がそのままドラゴンの強化に繋がると言うよくわからない現象が生じてしまいます。
実際、３ターン目に出せてしまう5/5（《竜の託宣》→《均衡の大梟》）や、少しターンが過ぎて《サハクィエル》から出てくる《イスラーフィール》をはじめとするニュートラルレジェンドは普通に強力です。
また、新たなPPブースト手段として登場した《水竜神の巫女》が回復とPPブーストを両立しており、スムーズに高コスト帯での戦いに繋げられるようになります。
メタ的要素が強いビショップ
これらに対して《テミスの審判》で白紙に戻したり、絶対無敵の《ヘヴンリーイージス》によるコントロール否定、さらに《力比べ》まで出せれば完全ロックができてしまいます。出せるまでいけるかどうかはさておき、出せてしまえれば超越でもへっちゃらです。
そういう意味で、とてもメタとしての立ち居位置を確立するのではないかと考えられます。
以前トップメタだった、ドロシーウィッチやOTKエルフに対して陽光ビショップが刺さっていたようなそんな感じ。決してビショップをメタらないといけない、ということにはならないとは思いますが、なんとなくバハムート降臨からはそんな立ち居地を作りつつありますね。
その他のクラス
ロイヤルは順当に強化されていますが、新ヴァンパイアに勝てそうか？と言われると「うーん……」となります。
ネクロは全体を見ても残念ながらぱっとしない印象です。いろいろできるポテンシャルはあるので、環境の合間を上手いこと掻い潜ることで活躍しそうな気はします。いつもそんな感じがしなくはないですが。６ターン目《メイルストロームサーペント》展開に対しては回答が多分ないです。
できるとすれば、それまでに展開しておいて７ターン目に《魔将軍・ヘクター》でバフかけて一気に勝負を決める、くらいでしょうか。
ウィッチはドロシーウィッチは依然強そう。超越は少ししんどいかもしれませんが、従来と考え方を変えればなんとかなるかもしれません。超展開に対する回答として《冬の女王の気紛れ》とか、低コスト強力カードに対しては《破魔の術式》等一応あるので、環境に合わせて対応はできるかもしれません。万能に戦うと言うよりこれまで以上にメタに回って頑張る感じになりそうです。
秘術ウィッチがフィニッシャーを手に入れたので活躍すると楽しそうですね。
エルフは、コントロール寄りになって、やっていることはこれまでと大して変わらないような気がします。《リノセウス》のほかにも使いやすい疾走がつく《ビートルウォーリア》がいるのでアグロやテンポエルフ系もカバーできます。とはいえ、《レヴィオンデューク・ユリウス》とかエルフにとって少しやりにくいヴァンパイアが増えてしまうと戦いにくくなるかもしれません。
アグロがやりにくく、コントロールも極端に長期戦なりにくいか
ニュートラルで2/3守護が出てしまったり、《人喰い庭》や《力比べ》その他回復や使いやすそうな守護追加等々でアグロはやりにくくなるのではないでしょうか。
そして《ヘヴンリーイージス》、《深き森の異形》他の各フィニッシャーによるコントロール阻害によって極端に試合が長引くこともなくなるのではないのでしょうか。
何はともあれ色々楽しそうです。私はとりあえず対ヴァンパイアをしばらくはぼんやり考えていこうと思います。
