またこの時期がやってきました。一つの時代が幕を閉じようとしています。
いつもそうですが、時空転生環境でもいろんなことがありました。そんな思い出のひと時を覚書程度に書き残していきたいと思います。
目次
時空転生環境全般について
今回からランクマッチのフォーマットとして、「ローテーション」と「アンリミテッド」の二つのフォーマットができました。
改めて言う必要もないと思いますが、「ローテーション」は使えるカードが限定されており、「アリミテッド」はどのカードでも使えるというものです。
また、ネメシスという新しいクラスも今回から追加されました。
新しいこと尽くめで非常にわくわくさせられた環境でした。
そんな環境の変化もあって、はじめはみんな手探り状態で「何が正解なのか」を模索していた感じがして楽しかったです。
それでは、そんな時空転生環境を細かく振り返ってみましょう。
新フォーマット「ローテーション」と「ネメシス」クラスの誕生
アップデート後で真っ先にみんなが集まったのはこの二つだと思います。
ローテーションでは本当に初日はネメシスばかりでした。
《デウスエクスマキナ》は事前情報からどう考えてパワーカードだったので、それを生かしたアーティファクト軸のデッキが大流行。
他のデッキタイプを凌駕するリソース勝負と盤面の取り合いの強さで「これは強すぎるのでは?」とささやかれるまででした。
しかし、数日経ったころにはそのメッキも剥がれていくのでした……
ド安定のミッドレンジネクロとアグロ秘術ウィッチの流行
新カードとして《スカルリング》と《冥守の長・アイシャ》という優秀なカードを得て、それ以外はほとんど従来と同じようなカードで構成できる、ということで環境初期から完成度が高かったミッドレンジネクロがちらほらと出てきました。
デッキ完成度の高さから、環境初期の混沌とした状態でかなりの勝率を上げていました。
一方、ローテーション環境ではアグロは存在できないのでは?と考えられていました。しかし、ランクマッチでMPを稼ぐにはアグロデッキがどう考えても効率が良いです。
そんな中、一番初めにローテーションでグランドマスターに到達したのがアグロ秘術ウィッチでした。
ミッドレンジネクロに強く、理不尽なバーンダメージが豊富であること、何より試合が早いということで、次第に環境はアグロ秘術ウィッチであふれることになりました。
このあたりになると、ネメシスはカモレベルになって、その環境が一時姿を隠すことになります。
ちなみに、これらのデッキ以外では、いわゆるロキ象エルフのコントロールエルフなんかも環境に産声をあげて使用されていたり、《竜の峡谷》が強すぎるということでランプドラゴンも使用されていました。
この頃の環境の所感としては、《バハムート》をとる手段が少なく、比較的遅めの環境になったことからいろんなデッキに《バハムート》が採用され、だらだらと長引く試合が多くなっていました。
「アンリミテッド」で初めてのデッキ枚数制限と《バハムート》のナーフ
一方、大型大会でアンリミテッドフォーマットのPremireCup2018というものが開催されました。
それもあって私は、アンリミテッドを少しやっていました。
その中で特に暴れまわっていたのが、《導きの妖精姫・アリア》を獲得したOTKエルフと、環境初期はいつもるアグロヴァンパイアでした。
しかし、いざ大会が開催されると思いのほか多彩なデッキが使われていましたが、その大部分はドロシーウィッチ、OTKエルフ、骸、コントロールヴァンパイア、超越ウィッチ。
おおよそこのようなデッキが活躍する環境でしたが、この大会後にカード調整および枚数制限が設けられました。
ナーフ内容は以下のとおりです。
- 《不死の大王》→7コストから8コスト
- 《幻惑の奇術師》→2コスト2/2から2コスト2/1
- 《バハムート》→10コスト13/13から10コスト9/9、アミュレット破壊できなくなる
ローテーションフォオーマットにて、《導きの妖精・アリア》と《ブラッドウルフ》が1枚制限、(その後別の変なタイミングで《マナリアの知識》も1枚制限化)
です。
このカード調整や枚数制限後、2度の調整日を設けていましたが、どちらでも追加の調整はなされなず、数字の上ではかなりの良環境になっていたといえます。
ナーフ後環境のローテーション、《バハムート》ナーフの影響は大きかった
《バハムート》がナーフされた影響は大きく、環境にかなりの変化が現れました。
アミュレットが破壊されないということで、《無謀なる戦》を採用したドラゴンが大暴れし始めました。
また、それまで使用しにくかった《援護射撃》や《不滅の剣・デュランダル》なんかもちらほらと姿を現すようになりました。
秘術ウィッチが使いにくくなったことやローテーションで暴れまわっていて注目されるようになったことも後押しして、ナーフ後からドロシーウィッチが数を増やし始めました。
本当にいろんなデッキが環境で見られるようになり、ざっと挙げるだけでも
- 秘術ウィッチ
- ドロシーウィッチ
- 無謀ドラゴン
- コントロールエルフ
- 各ニュートラルデッキ(エルフ、ウィッチ、ヴァンパイア)
- コントロールヴァンパイア
- 復讐ヴァンパイア
- ランプドラゴン(無謀なし)
- ミッドレンジネクロ
- アグロエルフ(《キングエレファント》搭載型も含む)
- アーティファクト軸ネメシス
- 援護射撃ロイヤル
- ミッドレンジロイヤル
- 白銀剣ウィッチ
でしょうか。
ビショップだけ残念な感じですが、環境のバランスとしては今まで一番多様性があるのではないかとすら思えるほどでした。
さらっと挙げましたが、環境後期ではネメシスの研究も進み、普通に環境で使われ、実際大会なんかでも結果を残すくらいのレベルまで高められていました。
良環境とは裏腹に……
早い段階でこの環境で落ち着いたので、およそ2ヶ月ちょっと環境が続くことになりました。
そうすると環境に変化がなく(見かけるデッキの固定化)、飽きが来てしまっていたのも事実です。
次回の起源の光、終焉の闇では、5月末という環境の半分くらいのところでカード追加されるので、環境に変化を与えてくれそうです。
新カード追加→カード調整+追加カード→カード調整
という流れで、カード調整の回数次第ですが3ヶ月で4種類ほどの環境で遊べそうです。……結構大変コロコロ変わるかな、という印象ですがそれはそれで楽しみです。
さいごに
新しい起源の光、終焉の闇ではチョイスというプレイヤーの判断する部分が増える要素が追加されます。
これによって戦術の多様化やプレイヤースキルの磨き上げの反映度が大きくなり、競技性の高いゲームとなることをたのしみにしています。