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RAGE 2020 Summer (WUP環境)の参加レポート

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RAGEはほぼ毎回参加しています。今回ももちろん参加しました。

いつも気まぐれで参加レポートを記事化していますが、今回はGW中ということで休日なので、のんびり記事を書こうと思います。

今回のRAGEの概要

新型コロナウイルスの影響でシャドバRAGE史上初のオンラインでの実施となりました。

オフラインの良さももちろんありますが、個人的には下記理由で今回のようなオンラインでもいいんじゃないかなと思いました。

  • 昔に比べてお祭り感が減って対戦しにいっているだけ感が増している(昔のRAGEは物販が充実していたりと、行くだけでも楽しめた、今もサイドイベントはありますが……)
  • トイレで悩む必要がない
  • 家が遠いので会場までいくのがしんどい(帰りもしんどい)
  • 0-2したときのせっかく会場まで来たのに感が半端ない
  • スマホのバッテリを気にする必要がない
  • 盤外戦術を気にする必要がない

この辺りは人によって好みは分かれるでしょうね。

持ち込みデッキを決めた理由

環境読み

結果的に意味があるかどうかは置いておいて、大会の環境を考えることは大事だと思います。少なくとも環境的に立ち位置が悪いデッキを持ち込むことは避けたいですし。

今回、私はおおよそ下記のデッキがまんべんなく存在する雑多環境と読みました。(上から多いと思った順)

  • 機械ヴァンパイア
  • 自然(機械)ドラゴン
  • 自然ウィッチ
  • 機械(自然)ビショップ
  • AFネメシス

なぜこれらのデッキが多いと思ったかの理由は下記です。

■機械ヴァンパイア

序盤中盤終盤すべてにおいて安定感が高く、7tに《深紅の抗戦者・モノ》による疾走リーサルが、環境に多い対ドラゴンに対して間に合うという点で、幅広い層で使用されると思いました。

■自然(機械)ドラゴン

圧倒的上振れを持っており、何気に回復も豊富でバランスよく戦える。JCGやいろんな大会を見ても見かけないことは無いので、このRAGEも圧倒的Teir1と推測。

■自然ウィッチ

めざすところが明確で、早ければ後攻7tでOTKを決められる速度を持つこと、長いRAGEで戦う上での精神的疲労面を考慮する層と、デッキを決められなかったからとりあえず持ち込む層が一定数いるだろう、という点からそれなりに多いと思いました。

■機械(自然)ビショップ

ちゃんと回れば盤面最強と思われるデッキ。ただ、手数が多いことによる難しさから玄人向けな印象。しっかり練習してきた玄人が一定数持ち込むと思いました。

■AFネメシス

理由は機械(自然)ビショップと同じです。Ratings for シャドウバースでの使用率は右肩上がりだったこともその推測の要因。

逆にここに書かなかったデッキについて

■コントロールリノセウスエルフ

《豪風のリノセウス》を引けなくて泣く思いをした使用者が持ち込みを断念するだろうと思い、除外。

■式神ウィッチ

ウィッチクラスで使うなら自然ウィッチに軍配が上がるだろうということで除外。

■ミッドレンジヴァンパイア

JCGスイスドロー大会で話題になりましたが、その後のJCGとかでもあまり聞かなかったですし、環境的に回復が多かったり、《魔獣の女帝・ネレイア》に対する理解も進んだこと(ただし、相変わらず強い)、同クラスに安定感のある機械ヴァンパイアがいるため、少ないだろうと思い除外。

その環境を踏まえたデッキ選択

と、色々考えてみるものの、雑多すぎる点と、シャドウバースはメタるよりメタられるほうが強い傾向がある(ブン回られるとどうしようもない、メタ札が引けないとどうしようもないなど)ため、結局全体に対してある程度の勝率が出るデッキ二つを選定するしかない、という結論になりました。

他ゲームで申し訳ないですが、ポケモンカードだと《ハイパーボール》や《ネストボール》でピン挿しのカードを必要なときに持ってこれたり、要らなかったら手札捨てるコストにできたり、メタカードの有効性があったりするんですが、シャドウバースはなかなかそうもいかないです。

ということで、私の勝率が出るデッキ2つを探す旅が始まったのです。

試したデッキとその結果の印象

私は今期、ずっと戦績を付けていました。なので、数字からデッキを選定するようにしました。

式神ウィッチ

下記のようにシミュレータを作って検討しました。


結果的にはシミュレータでそこそこいい構築ができたかなと思っていますが、戦績は悲惨でした。下記はRatings for シャドウバースでの戦績です。対戦数が少ないですが、悲惨なことがわかります。特に後攻。

ランクマッチを含めても50戦ほどやって、後攻勝率が40%ほどでした。

これはひどい、ということで使うのを断念。

自然(機械)ドラゴン

次に試したのが自然(機械)ドラゴンです。これについてもシミュレータで検討しました。下記ツイートがそうです。たくさんの反響が頂けたみたいでありがとうございました。


実際、勝率はすこぶるよかったです。全体で勝率60%ほど、特に後攻が強く60%を超えていました。

これは使用筆頭候補となりました。

機械ヴァンパイア

対戦数は少ないですが、後攻引きまくって後攻負けまくりなので、速攻で断念しました。《魅惑の教鞭・イオ》や《ブラッド・コア》も積んで後攻でも戦えるようにしたつもりだったんですが、全然ダメみたいでした。なぜ上手い人はみんな後攻でも勝てているのかいまだに謎です。

(追記)

ちょうどタイミングよく下記のツイートがありましたので、プロのツイートを引用します。


この理屈は正しいと思います。

この理屈を単純にこの機械ヴァンパイアの勝率に適用すると、(先攻100%+後攻18%)/2=59%、となり、全然優秀な勝率と言えます。

しかしながら、先攻対戦数=5なので、たまたま全勝して100%になっている可能性が高いです。(勝率100%とかありえないですもんね)体感、対戦回数を増やしたとしてもせいぜい勝率70%くらいかと思います。

その場合、さっきの計算をすると、(先攻70%+後攻18%)/2=44%となり、微妙な結果となります。仮に先攻80%だとしても49%になります。微妙ですね。なので、先攻勝率を脳内補正加えた結果、後攻勝率を鑑みて無し、と判断しました。

AFネメシス

対戦数は少ないですが、勝率40%という悲惨な結果。難しいデッキなので使い慣れていないとこんなもんなのかな、という気もしましたが、このデッキを触ったのがRAGEデッキ登録2日前とかだったので、さすがに無理、という判断で捨て。

自然ウィッチ

実はグラマスに上がる前に一番使ったデッキ。勝率も60%を超えており、後攻も強い。ただ、そのころに比べて最近は機械(自然)ビショップが台頭してきており、上述の通り、一定数いることから厳しいだろうなという読みで、他にいいデッキが無ければ使うしかないかな、くらいの位置でした。

結果としては、他にいいデッキが見つかったので使いませんでした。

機械(自然)ビショップ

プレリリースのころから目を付けていて、環境初期でずっと使っていたデッキです。実はJCGスイスドロー大会でも持ち込んでいます。JCGスイスドロー大会で負けたのをきっかけに使わなくなっていました。

その時の構築だとあまり勝てませんでしたが、時間がたつにつれていい構築が出回るようになり、実際使ってみたら鬼のように強く、自然(機械)ドラゴンを上回る勝率と、先攻後攻でさほど勝率も変わらないということから、RAGEデッキ登録時に信頼デッキへ昇華し、使用することにしました。

よく言われるプレイに関しては、環境初期でだいぶ使い込んでいたので、若干構築は違えど、RAGE直前でもすんなり受け入れることができました。

持ち込みデッキのまとめ

ということで、勝率の観点から自然(機械)ドラゴンと機械(自然)ビショップを持ち込むことにしました。

細かい構築に関しては、悩むこともなく、ドラゴンはシミュレータで検討したもの、ビショップはTwitterだったか大会だったかでよく見るような形のもので、使用感悪くなかったのでそのまま採用しました。

RAGE本番の結果

結論から言うと、2-2でDay1敗退でした。

細かい戦績でいうと、下記です。

機械(自然)ビショップ→3-1

自然(機械)ドラゴン→2-4

大きな印象としては、機械(自然)ビショップは、毎回《欠落の聖女・リモニウム》が来てくれたので、勝つことができたな、というものと、自然(機械)ドラゴンはミラーが多く、相手の方がブン回っていたな、という印象が大きいです。(ドラゴンミラー戦績1-3)

とはいえ、細かいプレイングミスがあったのも事実です。(もしかしたら結果に影響はなかったかもしれませんが)

最近ほんと多いんですよね。プレイを考えているときに、一度「こうしたらダメ」という結論になったものを、1週思考が回ったあとに、それをやってしまう、というパターン。練度の差なのか、脳みその劣化なのかわかりませんが、何とかしたいものです。

次につなげるために

しょうもないミスをしてしまっているのは事実なので、これは減らしたいです。

やっぱり、デッキが決まった時に、想定されるミスのリスト化、各対面で気を付けることのリスト化、あたりはやっておくべきかなと思いました。

過去にやっていた(下記)のですが、最近はやっていませんでした。。次回はやろうと思います。

ALT環境における、各対戦相手のクラスごとにケアする事リストのメモ
Rageも近いということで、社会人で時間がないながらもちょこちょこ練習に励んでいます。 練習する上でもっとも重要なのは、同じミ...

最後に

有名強者がプレイオフに勝ち残る傾向が最近高まった気がしています。そんな中Day1を突破できない自分に対して悲しい想いをすることがあります。

そんなとき、私は「隣のレジは早い理論」を思い浮かべるようにしています。

「隣の芝生は青い」に近い言葉ですが、意味合いはちょっと異なります。

現象としては、下記です。

レジに並びます。このとき、早く会計を済ませたいので、早く終わりそうなレジを選んで並びます。ところが、しばらくして他のレジを見てみると、自分よりも遅く他のレジに並んだ人が会計をしているではないか!ちくしょう!あっちを選べば良かった。

たぶん「あるあるww」と思ってもらえるかと思います。実は、これにはある程度説明がつく根拠があるのです。

5つレジがあったとします。その中の一つに自分は並びます。そうすると、他の4つのうち、1つでも自分よりも早く解消されるレジがあると、上記のような感想を得ます。レジが多くなればなるほどそう感じる確率は上がります。

では、昨今のRAGEでこれを置き換えると、時を経るにつれて有名強者は多くなります。つまり、勝ち残る有名強者も多くなります。ちゃんと(?)Day1やDay2の序盤で負けている有名強者もいます。

勝っている人は強いのは間違いない思いますが、負けたからといって必要以上に自分を卑下する必要もないと思います、というお話でした。

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